食べる 見る・遊ぶ

450年以上の歴史「大東七夕まつり」 「西瓜提灯」ともる行列、街を彩る

手持ち花火を楽しむ子どもたち

手持ち花火を楽しむ子どもたち

 「大東七夕まつり」が8月6日、雲南市大東町大東の街なかで開かれ、多くの来場者でにぎわった。主催は大東七夕保存会。

[広告]

 同祭りは、戦国時代に尼子氏と毛利氏の争いが終わり、平和な世の中になったことを喜んだ住民が、1574年ごろ、ササ竹に短冊を飾って太平の世を祝ったことが始まりとされる。現在まで各地区で受け継がれ、ササ竹や山車などと共に街を練り歩く「子ども七夕行列」が祭りの中心となっている。

 今年は、島根県の関係人口マッチング・交流サイト「しまっち!」を通じ、祭りの準備や七夕行列に参加する地域外のサポーターも募集した。「大東七夕応援計画」として、少子化による子どもの減少や祭りを支える大人の高齢化が進む中、地域外からも祭りに関わる人を増やそうと取り組んでいる。

 当日は夕方になると、各地区の子どもや住民が、色とりどりの短冊を付けたササ竹や山車と共に集合。その後、東町七夕公園を出発し、赤川堤防を目指して市内を練り歩いた。

 行列では、「さーい、さーい、さいさい、てんてこてんの、たなばたさん」の掛け声が響き、子どもたちや地域住民が山車を引きながら進んだ。参加者の中には、雲南市外から島根県立大東高校へ進学した高校生の姿もあり、地域住民と共に祭りを盛り上げた。

 行列を彩るのが、大東七夕まつりの特徴の一つでもある「西瓜提灯(すいか・ちょうちん)」。スイカの断面をかたどった赤や黄色のちょうちんで、「北町西瓜提灯作りの会」が制作している。ササ竹や山車に飾られた西瓜提灯は、日が暮れるにつれて明かりをともし、街なかを鮮やかに照らした。

 行列が赤川堤防に到着すると、子ども花火大会が行われた。合図に合わせ、子どもたちが一斉に手持ち花火を弾けさせると、辺りはまばゆい光と煙に包まれた。

 20時30分ごろからは約1500発の花火を打ち上げ、祭りのフィナーレを飾った。

 このほか、会場では商工会青年部によるビアガーデンや特産市、ステージイベントを開催。街なかは夜遅くまでにぎわいを見せた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL