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雲南・佐世で「どげな祭り」 これからの地域を担う若者が祭り文化つなぐ

出雲神楽でお馴染みの演目を、観客は世代を超えて見入った

出雲神楽でお馴染みの演目を、観客は世代を超えて見入った

 雲南の佐世交流センター(雲南市大東町上佐世)で9月19日、地域の若者有志が企画する「どげな祭り」が開かれ、雨模様の中、子どもから大人までが祭りを楽しんだ。

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 同祭りは、地域の若者会が中心となって毎年開催しているもの。コロナ禍での休止を挟みながらも10年以上続いている。以前、上の世代が行っていたイベントが中止になったことをきっかけに、地域の人たちへの感謝と子どもたちのために、若手が継承してきた。

 今年も20人弱の若者会メンバーが打ち合わせを重ね準備した。昨年からは中学生ボランティアも加わり、今年は9人の中学生が運営を手伝った。祭りに遊びに来ていた子どもたちが成長し、今度はスタッフとして関わる循環を目指している。消防団やスポーツ少年団の指導者らも若者会の一員として飲食コーナーを担当した。

 会場では佐世神楽社中による神楽のほか、バルーンパフォーマンスなどのステージイベントも展開。射的やヨーヨー釣りなどのコーナーも並んだ。神楽では子どもたちが舞台の間近で演舞に見入り、演者が近くまで来ると岩を戻す手助けをしたり声援を送ったりする姿が見られた。おはやしに合わせて体を揺らしたり、舞をまねたりする子どももいた。

 飲食のメニューも子どもたちが喜ぶものをと、今年初めてフライヤーでの揚げ物に挑戦。好調な売れ行きだったほか、射的コーナーにも子どもたちが次々と訪れた。例年は約300人が訪れるが、当日は雨の影響で来場者の出足は少なめ。それでも時間がたつほどに、傘を差した人が足を運んだ。

 西阿用から初めて訪れた家族は、神楽を楽しみにする孫に手を引かれて会場へ。市内から友達と訪れた藤原里帆さんは「やっぱりとても楽しい。住んでいるところの近くでこういうイベントがあるのはうれしい。もっと増やしてほしい」と話した。鳥谷華凛さんは「今日一番楽しかったのは、パフォーマンスでバルーンをもらえたところ」と笑顔を見せた。

 若者会メンバーの女鹿田秀穂さんは「取り組みを次の世代にもつないでいきたいので、中学生を含め、いろいろな世代を巻き込むことを大事にしている。今後もさらに多様な方に関わってもらえるよう工夫していきたい」と意気込む。