雲南の西日登交流センター(雲南市木次町西日登)で8月15日、115年の伝統を受け継ぐ「高津公園まつり」が行われた。主催は地域自主組織「西日登振興会」。
1884(明治17)年、寺領、東日登、西日登、宇谷の4村を1学区として、寺領に本校を東日登に分校を置く案が示されたが、西日登の議員や有志が働きかけ、西日登に分校を置くことが決まり、1886(明治19)年西日登小学校が現在の地に建設された。小学校配置運動を共に戦った有志が西日登青年組織「仁導会」を結成。同会は「向学心と郷土愛にあふれる『たくましい西っ子』に育ってほしい」と1909(明治42)年、同小学校に隣接する山林を開墾し公園の造成に着手。1911(明治44)年に公園が完成し「高津公園」と命名。8月15日にちょうちん行列を行い、地区民をあげて祝った。それ以来100年以上、毎年8月15日に「高津公園まつり」を行い、ちょうちん行列を行ってきた。
今年は、高津公園祭りを盛り上げるために若者有志が集まり「はいごんず(815’s)」を結成。子どもたちが祭りに楽しく参加し、夏の思い出づくりの一つになることや、ふるさと西日登への愛着を深めてほしいとの思いが背景にあるという。地元の若者が集まり祭りを盛り上げることで交流を深めてもらう狙いもある。8月15日の「8(は)1(い)5(ご)」と、出雲弁の「はいごん=大騒ぎ」をかけ合わせて、はいごんず(815’s)」と名付けた。当日は、飲食のブースを出店し、ラーメンやビール、ノンアルコールドリンクなどを提供した。
同施設の駐車場に設けたステージ前では18時、仁多炎太鼓がパフォーマンスしてオープニングを飾った。ステージ前に設けた観覧スペースは、地域の住民と帰省で久しぶりにふるさとに帰った人たちでいっぱいになった。西日登神楽社中が神楽を披露した後、餅巻きも行った。途中、雨が激しく降り始め来場者が同交流センターの大ホールに避難する場面も。
雨は短時間で上がり、ステージイベントは再開。その後、多くの子どもたちが次々とちょうちんを受け取り、火をともしてもらうと、明かりのともったちょうちんを手に小学校の裏手にある高津公園へ向かって行列。地区を一周した。
ちょうちん行列が帰ってくると、抽選会を行い、最後に盆踊りを行った。