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飯南で出雲大社大しめ縄の大より合わせ クレーンと人が力を合わせて

クレーンで持ち上げた大繩の下でもう一本の大繩を人が押してより合わせていく

クレーンで持ち上げた大繩の下でもう一本の大繩を人が押してより合わせていく

 飯南町の「大しめ縄創作館」(飯南町花栗)で7月20日、出雲大社神楽殿に奉納する大しめ縄の大より合わせが行われた。主催は飯南町。

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 出雲大社神楽殿の大しめ縄は、長さ13.5メートル、重さ約5トンに及ぶ。1981(昭和56)年に神楽殿が建て替えられた時から、飯南町で大しめ縄を制作し奉納してきた。今回8年ぶりに大しめ縄が掛け替えられることになり、8回目の制作となった。作業は、2025年4月の御田植神事での専用品種の田植えで始まった。同年7月に青刈りし、乾燥させた後、今年3月に同館で制作が始まり、6月に中芯に上ごもをかけるこもがけが行われた。

 水分を嫌うしめ縄のより合わせ作業は屋外でクレーンを使って行うため、天候に左右される。当初は18日に予定していたが、天気予報を踏まえて20日に順延した。21日に出雲大社に奉納することが決まっているため、20日が最後のチャンスだった。

 当日は9時から記念行事を行い、地元の飯南高校報道部の長島圭汰さんと三刀結菜さんが司会を務めた。主催者や制作者の代表のあいさつの後、出雲大社の宮司の代理で権宮司の千家和比古(よしひこ)さんが宮司の千家尊祐さんの祝辞を代読し、大しめ縄奉納の尊さをたたえた。

 より合わせの作業は、2台のクレーン車と飯南町注連縄(しめなわ)企業組合の職人やスタッフに、地域の人たちを加えた80人ほどで行った。クレーンで大繩を一本つり上げながら、もう一本を人力で転がしより合わせていった。クレーンでつり上げるときの傾きやねじり方を職人が慎重に調整しながら作業が続いた。

 会場には、近くの崖の上に見学用のテラスを設け、県内外から来た大勢の見物客が作業を見守った。会場横の道には飲食のテント村を設け、奥出雲和牛や飯南ポーク、新たに商品開発した大しめ縄パイ、飲み物などを売る店が並んだ。

 天候を心配しながら、午前の作業を延長し13時ごろ、より合わせ作業が終わった。作業員たちが昼食休憩に入ると、ちょうどその時、雨がパラツキ始め、より上げたしめ縄にブルーシートを急いでかけた。作業員の昼食の間が見物客の記念撮影の時間だったが、残念ながらブルーシートをかけた状態での撮影となった。

 佐世保から来たという高齢の男性は「車で来た。間に合ってより合わせの最後の方が見れて良かった。明日、出雲大社でのかけ替えも見てから帰る」と話し、ブルーシートがかかった大しめ縄の前で記念撮影していた。

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