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雲南・松笠で「地域自主組織カフェ」 場づくりや大学生との関わりを考える

なごやかな雰囲気で事例発表を見る参加者

なごやかな雰囲気で事例発表を見る参加者

 雲南の松笠交流センター(雲南市掛合町松笠)で9月3日、市内30の地域自主組織関係者を対象とした「地域自主組織カフェ『地域の楽しい集いの場づくり&大学生との関わり』」が開かれた。

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 同カフェは、自主組織から寄せられた「他組織の活動を知りたい」「取り組みについてもっと深めたい」「悩みを共有したい」といった声を受け、市地域振興課が企画し、本年度から開催。日頃の活動や課題を持ち寄り、組織同士の交流を深めることを目的としている。

 冒頭、同課の大谷吾郎さんは「個々にやりとりをすることはあるが、皆さんが集まる機会は少ないかと思う。今日は日頃思っていることをざっくばらんに意見交換して、励まし合う機会にしてもらえれば」とあいさつした。

 前半では、松笠振興協議会事務局長の石橋生久美さんが「みんなで居酒屋」の取り組みを紹介。大学生8人の地域活動を受け入れる際、限られた住民との交流にとどまらず、より多くの世代が顔を合わせる機会をつくろうと企画。「松笠の人は飲むのが好き。お酒を出したら集まるのでは」と考え、居酒屋形式にした。

 当日大学生たちは、地域で採れた野菜を地域の住民と一緒に調理した。想定していた中高年のほか、子育て世代の女性や中高生なども多く参加し、多世代が交流する場となった。若い世代への声かけには、地域のサークル活動などのつながりを活用したという。スタッフも地域住民から集めた。石橋さんは「何かやりたいと思っている人は地域に多いと感じる。居酒屋をすると伝えたら、のれん用の布や女将(おかみ)の衣装として着物を持ってきてくれた人もいた」と振り返った。

 続いて「umi」の代表・山下実里さんが、大学生と地域をつなぐ「U.C.C(うんなんコミュニティキャンパス)」の活動を紹介。同団体は、若者に地域との関わりを通じて新たな可能性を届けることを目的に、地域課題に取り組む大学生を受け入れ。活動後に雲南市へ移住した学生も、これまでに20人以上いるという。この日は1泊2日の「U.C.Cキャンプ」、地域課題に向き合う「U.C.Cゼミ」、地域や企業の挑戦を学生が支援する「U.C.Cインターン」、学生の視点で地域課題に挑む「スペチャレ・ユース」の4事業について説明した。

 そのうち「U.C.Cゼミ」については、直近に吉田地区で実施しており、その事例についても紹介した。全国から集まった大学生7人が「吉田で豊かに暮らすには」をテーマに住民から意見を聞き、交流会には30代〜40代を中心に30人を超える地域住民が参加。実際に受け入れを行った地区の関係者からは「学生たちは2泊3日という限られた期間でアイデアをまとめてくれ、終了後には『また吉田に帰りたい』と話す学生もいてうれしかった」といった感想が寄せられたという。

 会場では、集いの場をつくる際の仲間の集め方や若い世代への声かけ、大学生を受け入れる際の負担などについて活発に意見が交わされた。中には「大学生の受け入れも、一度きりではもてなして終わりになりやすいが、回数を重ねることで地域側にも気づきが生まれる」などの声も聞かれた。

 最後に地域振興課の中嶋千鶴さんより「こうした意見交換の機会はまた設けるので、今後もぜひ参加してほしい」と呼びかけ、閉会となった。