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木次で無人古書店をチャレンジ出店  空き家に新たな役割、一日で40冊販売

空き家を利用した「人情書店」

空き家を利用した「人情書店」

 雲南市木次町で開催された「きすき駅前秋の賑(にぎ)わい市」と「本と珈琲(コーヒー) 秋のさんぽ道」に合わせ10月12日、無人古書店「人情書店」が初めて開かれた。会場は、かつて「遠所茶舗」として使われていた建物。店内にはさまざまなジャンルの古本が並び、訪れた人たちが思い思いに本を選んでいた。
 「人情書店」は、地域おこし協力隊員の白石章二さんと遠足計画の石原達也さんが企画。まちなかの空き家を活用した起業を支援する「空き家起業塾」で、白石さんが無人古書店のアイデアを提案したことがきっかけとなった。
 今回の会場となった空き家は、まちなか活性化プロジェクト「ふらっと木次」準備会の取り組みの一環として、うんなんコミュニティ財団の関係者らが複数回にわたって片付けた。使われていなかった建物を、本を通じて人が訪れる場所として活用した。
 店内には本棚や木箱に古本がずらりと並び、かつてのお茶屋の名残を感じさせる看板や木箱も置いた。壁には手書きの購入案内が貼られ、音声でも購入方法を案内。訪れた人たちは、ゆっくりと時間をかけて本を眺めていた。
 特徴的なのは、カプセルトイを使ったユニークな会計方法。本は1冊100円、5冊まとめると300円。購入する冊数に応じた代金の硬貨を入れ、出てきたカプセルに入った袋に本を入れて持ち帰る仕組み。子どもたちが楽しむ姿も見られ、本を選ぶだけでなく、購入する過程にも遊び心を取り入れた。
 この日は合計40冊の古本を売り上げた。今後、常設店舗として運営するか検討していく。

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