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雲南・木次で秋の古本市 旧銀行の空き店舗活用、中学生のワークショップも

旧山陰合同銀行木次支店の空き店舗内での古本市の様子

旧山陰合同銀行木次支店の空き店舗内での古本市の様子

 雲南・木次の賑わい市に合わせて10月12日、旧山陰合同銀行木次支店(雲南市木次町木次)の空き店舗で「秋の古本市」が行われた。

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 今回で4回目となる「きすき古本市」。これまでは、築100年近くの町屋「和田邸」で開いてきたが、和田邸が10月1日から改修工事を始めたため、向かいにある同所で開くことにした。和田邸は新たな人が集まる拠点を目指してリニューアルする。

 会場は、一面が全面ガラス張りで明るく、ワンフロアの広々とした空間。市内に加え、松江、出雲、浜田、邑南、米子などから古書12店と雑貨2店が出店した。

 10時にスタートすると、次々と来場者が入場。なじみの店主とあいさつしたり、個性的な展示に合わせてかがんで本のタイトルを見たり、手に取って本の内容を確認したりする姿も見られた。一通り古書店を見て回り、これはと思う本を買い求めていた。

 当日は、木次中学校美術部も出店。夏休みに木次町内で行ったフィールドワークでは、赤い屋根瓦や、間口が狭く奥に深い町屋の家並み、名物の焼きサバ、えびす橋、水害を避ける石段、屋根を貫く大きな松など、普段見慣れている場所について説明を聞きながら見ることで、木次ならではの特徴があると気づいたという。印象に残った場所や物などを消しゴムはんこにした。そのはんこを使い、オリジナルのエコバッグを作るワークショップを行った。

 多くの子どもたちがエコバッグ作りを楽しんだほか、真剣に取り組む大人の姿も見られた。同部の部長の藤原葵彩(あおい)さんと副部長の木村紗英さんは「思ってもみないデザインを考え出す人がいたり、笑顔で感謝の言葉をかけてもらったり、楽しかった」と振り返る。

 松江から初めて古本市に出店したという山根若菜さんは「初めての出店だったので最初は緊張したが、本を見てもらい、会話が始まりうれしかった」と話す。邑南町から出店したあすな書店の店主は「きすき古本市は2回目。常連の人もわざわざ来てくれたし、多くの来場者があり、新しい出会いもあった。銀行の店舗跡というのが珍しかった」と振り返った。

 次回は旧和田邸の回収が終わる来年春に予定する。