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雲南・民谷で王子神社例大祭 100年続く囃子子行列や奉納神楽

地区内外から集まった囃手(はやして)たち

地区内外から集まった囃手(はやして)たち

 「夢民谷(むうみんだに)の秋祭り」と題した王子神社例大祭が10月11日、王子神社(雲南市吉田町民谷)周辺で開かれた。御神幸祭、「囃子(はやしこ)行列」、例大祭、「紐(ひも)落し祭」に続き、夕方からは同神社で民谷神楽団による奉納神楽が行われ、地元住民や市内外から訪れた人たちが地域の伝統行事を見守った。

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 13時から始まった御神幸祭では、囃子行列が地区内を練り歩いた。約100年前から続く地域の伝統芸能で、この日は約20人が参加。地元の子どもに加え、地区外の子どもや島根大学の学生なども加わり、祭りに彩りを添えた。

 民谷地区振興協議会副会長の加津山幸登さんは「囃子行列に地元からも子どもが数人参加してくれたことに加え、『草刈り応援隊』に来てくれた人たちが地元の人のように参加してくれたことがとてもうれしい」と話す。この日は、遠くは熊本県など地域外から訪れた人たちが伝統行事に加わり、交流の広がりが見られた。

 14時からの例大祭、15時からの紐落し祭に続き、17時30分からは民谷神楽団が神楽を奉納した。「塩清目」「弊の舞」「芝佐」「悪切」「三番叟」「切目」「八頭」などの演目を奉納し、地元住民だけでなく、大学生や親子連れなど市内外からの参加者も舞を見守った。

 民谷神楽団が属する奥飯石神楽について、加津山さんは、出雲神楽と石見神楽の中間に位置するような特色があると説明する。演目の合間には民谷神楽団団長の堀江智浩さんによる軽妙なあいさつ。堀江さんらに促されて観客が舞台に上がり感想を伝え合った。

 「悪切」の演目では、力の限り舞う舞い手の熱演に観客から惜しみない拍手が送られたほか、「三番叟」では舞手を務める小学生と中学生の息のあった舞に、観客からは盛んに御花(おひねり)が贈られた。