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雲南で「雲南100景」パステル画展 何気ない日常を手に取って見る体験

「雲南100景」を手に取って見れるように展示した松島彩さん

「雲南100景」を手に取って見れるように展示した松島彩さん

 雲南の古代鉄歌謡館(雲南市大東町湯石)のギャラリーで9月2日、松島彩さんによる「雲南100景」の展示が始まった。

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 山陰土着系女優と自称する松島さんは昨年、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻のセツをモデルにしたNHKの連続ドラマ小説「ばけばけ」で出雲弁指導の担当を務めた。番組収録に参加する中で、場面場面をパステル画として書きため、それをまとめて「さんぽしましょうか。〜『ばけばけ』を愛する人たちへ」と題した画集にまとめた。

 松江や出雲でも100景に挑戦する松島さんは「公演などでいつも世話になっている雲南でも何かできないかと考えた」という。公演を協力する雲南の友人などと相談したところ、「100景できるんじゃない」となり、友人に雲南のいろいろなところに連れていってもらい書いてきたという。市民からも好きな風景を募ったところ、40枚程度の応募があったという。

 松島さんは「観光地は書きたくなかった。できるだけ歩きまわって日常の生活の中にある何気ない風景を描こうと思った。そうして見ると何気ない風景がなぜかかわいく見えて来る」と話す。「100景という言葉の響きが良い。でも100枚書いてみると大変だった」と振り返る。

 展示方法にも工夫を凝らした。松島さんは「最初は壁一面に100枚を展示して、100枚で一つの作品のようなやり方もあると思ったが、高いところは小さくて見えづらくなる。額に入れると何だか遠い別政界の絵のようになるので、額にも入れなかった。上から一枚一枚つるして、好きな絵を手に取って見てもらうことで、受け身でなく、能動的に作品を見てもらえると考えた」という。ギャラリーの入り口右側から、天井から一枚一枚、左奥まで100枚の絵をつり下げた。絵の裏には、風景や応募した市民の風景に込めた思いなどの解説をつけた。

 来場した人たちは、気になった絵を一枚一枚手に取って眺めていた。裏の解説を読む人も。原画を1枚3,000円で購入することもでき、購入した人には展示会終了後に郵送する。既に売約済みの絵もいくつか見られた。

 開催時間は10時〜17時。火曜休館。入場無料。9月27日まで。