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雲南・中野の正蔵坊で「語る夜」 朗読と歌・音楽で「ばけばけ」振り返る

語りと歌を担当した山陰土着系女優の松嶋さん(右)とエレクトーン奏者のLiLica*さん(左)

語りと歌を担当した山陰土着系女優の松嶋さん(右)とエレクトーン奏者のLiLica*さん(左)

 雲南市中野の寺院「正蔵坊」(雲南市三刀屋町中野)で5月23日、小泉八雲の怪談の朗読と歌・音楽で楽しむ「語る夜(かたるよ)」が9年ぶりに開かれた。企画と朗読・歌は山陰土着系女優を名乗る松嶋彩さん。エレクトーン演奏は雲南市在住のLiLica*さん。

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 松嶋さんは、佐野史郎さんとギタリストの山本恭司さんの『朗読の夕べ』が好きで、「同じような、でもちょっと違うことをやりたい」と思い、エレクトーン奏者のLiLica*さんとシンガー・ソングライターの奈津子さんに声をかけ、2014(平成26)年、松江ヤングインで初めてのエレクトーンの伴奏で朗読と歌を楽しむ「語る夜」を開いた。

 それを見た同坊の多賀法華(のりか)さんが「正蔵坊でやってほしい」と依頼し、怪談の朗読をメインに同坊で開催するようになったという。松嶋さんは「多賀さんがスタッフをたくさん集めて何から何までやってくれて、ここから離れられなくなった」と振り返る。

 その後、それぞれのライフイベントなどもあり、3人での活動は中断していたが、ファンからの要望を受け、今回は松嶋さんが歌も歌うことにして、Lilica*さんと2人で上演することにした。チケットを発売すると、40席があっという間に完売したという。

 第1部では、NHK朝ドラ「ばけばけ」で出雲弁指導を担当し、出演も果たした松嶋さんが、小泉八雲の「人となり」を感じてもらいたいと小泉節子が書いた「思い出の記」を朗読。面白い怪談を節子が話し始めると八雲が何度も繰り返し読むように求め、「本を見る、いけません。ただあなたの話、あなたの言葉、あなたの考えでなければいけません」と言った部分を強調した。

 続く第2部では、小泉八雲の怪談「忠五郎のはなし」を朗読。第3部は「喋(しゃべ)る夜」と題して、観客から出された質問を元に松嶋さんがLiLica*さんや観客と対話を行った。「ばけばけ」の収録での裏話や出演することになったいきさつや、出演するシーンの収録の時の様子なども紹介した。

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