雲南の加茂中央公園野球場(雲南市加茂町神原)で7月18日、島根で唯一の中学男子ソフトボールチーム「アイランドルーツ」が、今春の選抜大会で全国2位となった神戸学院大学ジュニアチームを迎えて強化試合を行う。
島根県内の中学校には男子ソフトボール部がないことから2023年4月、ソフトボールの指導・強化ができる指導者が集まって小中学男子ソフトボールクラブを立ち上げた。代表の小藤透さんはU23男子ソフトボール日本代表のピッチャーで、日本女子ソフトボールリーグでピッチャーコーチの経験も持つ。
チームには現在、中学生男子が11人、小学生男子が5人在籍。県内で他にチームがないので、全国大会にも春と夏のクラブ大会に参加している。市内の4校に女子ソフトボール部があるが、中から25人ほどがスキルアップのため週末だけ練習に参加しているという。今年は三刀屋高校の男女ソフトボール部に卒業生3人が入部し、三刀屋高校の部活ともつながりが生まれ、週末は関係者が練習に参加するようになっているという。
小藤さんは「島根は競技人口が少ないことからソフトボールは弱い。でもチーム数が限られているので、地元で頑張っている子たちが全国大会にも行けるし、2030年に島根で開かれる国スポにも出場できる。チームの指導方針は、人を育てること。子どもたちに考えさせて、失敗してもPDCAサイクルを回して、成長できるように指導している」と話す。
チームは全国大会への遠征など保護者の負担も大きくなるため、昨年12月から、うんなんコミュニティ財団と共同のクラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。目標は200万円で、7月8日現在、66人から48万円余りの支援がある。CFは7月末まで。
小藤さんは「ソフトボールはマイナースポーツなので、全国で勝つより、社会に出たときに成功できる人間に育ってほしい。県内には地域レベルでソフトボールを楽しく続けている大人が多い。トッププレーヤーだけでなく、全世代が楽しめるソフトボールイベントなども企画したい」と意気込む。