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雲南のカフェで認知症の勉強会 認知症になっても安心して暮らせる街を

主催者高尾さんがCNC宮本さんをゲストに迎えて対談

主催者高尾さんがCNC宮本さんをゲストに迎えて対談

 雲南のカフェ「くまっこ喫茶」(雲南市木次町下熊谷)で8月29日、「第5回認知症カフェ」が開かれ、30人を超える地域の人たちが集まった。主催は認知症フレンドリー絆や。

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 同団体は、高齢者介護など福祉の仕事を長年手がけきた高尾彰さんが、認知症でも安心して暮らせる地域をつくりたいと思い活動をスタート。自宅が和風建築で広く、斐伊川の景観もよく、駐車スペースも取れることから、2024年12月に気軽に相談に来られる喫茶店とレンタルスペースを始めた。同イベントは、地域の人たちに認知症の人を受け入れ共に暮らしてもらうために「認知症を知ってもらう必要がある」と考え開いている。

 当日は、雲南市内でコミュニティーナースとして活動するCNCの宮本裕司さんをゲストに迎え、宮本さんの体験談を聞きながら認知症について学んだ。高尾さんのあいさつの後、高尾さんが宮本さんに質問する形で対談がスタートした。

 宮本さんはまず、高校生〜大学生の頃、当時17歳の高校生が起こしたバスジャック事件で衝撃を受け、子どもや子どもの育つ環境に興味を持ったことなどについてトーク。「サザエさん一家のように高齢者から子どもまでごちゃまぜの家族が良い」としつつも、現実はバラバラになっていることも多く、「障害者の人を街で見る機会があまりない」とも。教育を学びながら福祉に興味を持ち、福祉関連の授業を多く受講したという。

 社会人としてのスタートは、デイサービスでの勤務。認知症のケアを初めて経験した。職場の目の前の保育園と月に1度交流会を行っていたことで、子どもの存在によって認知症の高齢者の感情が穏やかになり前向きになる光景を見たという。これには高尾さんも強くうなずき、「どうすれば地域の中で同じようなことが起こせるか」と合いの手を入れた。

 宮本さんはその後の病院勤務を経て、「認知症の人のことが分かれば、生きづらさを抱えている人のことも分かるようになる」と考えるように。「その人の生きづらさをその人だけの問題にしない、と思っていたら雲南にたどり着いた」と振り返る。認知症になるとやりたいことできなくなるストレスもあることから、「認知症の人が普通にやりたいことをできる街にしていきたい」と話す。

 スイーツタイムでは、管理栄養士の中村綾佳さんと佐々木久美さんが用意したスイーツを提供。後半は、「認知症の人権問題」と題して対談を続け、「認知症の人が精神的な混乱を引き起こす」原因について話し、「説明して分かってもらう」「うそをつかない」ことの大切さを強調した。

 最後は、持田留美子さんによる歌謡ショーを楽しんだ。