雲南の認知症サロン「くまっこ喫茶」で8月19日、「やりあいっこハンドマッサージ」イベントが開かれた。主催は麗齢美容協会。
同協会はエステサロンPURYの原久子社長が2025年4月に立ち上げた。肌のタッチを大切にしたコミュニケーションを通じて、人の縁をつなぐことなどを目的に活動する。
「やりあいっこハンドマッサージ」イベントは、エステシャン育成講座の修了生と受講中の生徒が地域に出向き、参加者同士が互いに手をほぐし合う体験をサポート。美容を入り口に、いろいろな世代が交流し、地域の高齢者が元気になる「居場所」や「役割」を創出する狙いもあるという。これまで14回開催し、延べ参加者は192人。
今回は、認知症フレンドリー社会を目指す高尾彰さんが運営する同サロンで初めて開催。当日は初めて参加する4人を含め計11人が集まった。原さんが最初に、若く元気に過ごす秘訣(ひけつ)などを説明。「マッサージしながら『くるくる』『もみもみ』などと声を出して、『気持ちいい』『ありがとう』などと気持ちを伝えて」と呼びかけた。
参加者は互いに向き合って座り、準備体操に続いて、片方の人が手にマッサージ用のオイルを少しもらうと、向き合った相手の右手にオイルを伸ばした。原さんがマッサージ動作の一つ一つをスタッフに実演し、声を出しながらマッサージした。初めて参加した人は「最初はできるかどうか心配だった」と話し、マッサージを受けた人は「気持ちいい」「眠くなった」などと感想を話した。
マッサージの後は、漬物とお茶で交流を楽しんだ後、原さんが持ってきた水性のマニュキアでお互いにネイルを塗り合った。原さんは「水性のマニュキアなので、手をお湯にしばらく漬けると剥がれる」と声がけ。参加者は「赤にしようか、ピンクにしようか」などと言いながら好きな色を選んでネイルを塗り合っていた。