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雲南・須我注連縄保存会3本より合わせ 鎌倉での外国人アート展へ貢献

外国人アーティスト、ダニエル・オストさんの注文に合わせて3本を撚り合わせる

外国人アーティスト、ダニエル・オストさんの注文に合わせて3本を撚り合わせる

 日本初の宮と言われる須我神社(雲南市大東町須賀)の近くの作業場で10月29日、須我注連縄保存会が3本よりのしめ縄のより合わせが行われた。注文したのは、花の彫刻家、花の建築家と呼ばれるベルギー人フラワーアーティスト、ダニエル・オストさん。

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 オストさんは11月12日~17日、鎌倉「覚園寺(かくおんじ)」の境内にあるかやぶきの古民家「旧内海家」で展覧会を開く。庭にある地蔵を背景にしめ縄を使ったフラワーアートを展示しようと考え、かつて縁のあった出雲大社の関係で特注のしめ縄を作ってくれるところを探していたところ、同保存会にも連絡があり、3本よりのしめ縄の経験もあることから「やってみよう」と引き受けたという。

 同保存会は昔から須我神社の氏子でしめ縄作りをしていたことが起源。昭和30年代末〜40年に保存会という形で組織化して以来、須我神社のしめ縄に加えて、出雲大社拝殿のしめ縄を担当してきた。出雲大社拝殿のしめ縄はおおよそ5年に一度かけ替えられ、これまで10回納めてきたという。今は30代から80代まで12人が所属し、女性も2人いる。代表の新田清文さんは「これだけの世代にまたがる人たちが活動しているのは珍しい」と話す。

 新田さんは「引き受けた後から、ダニエルさんの完成図が送られてきてびっくりした」と話す。それぞれの縄の長さや太さが異なる上に、より方もこれまでに見たこともないような形だったからだ。当日も、事前に中芯に上ゴモをかけた縄3本を前に、片手にダニエルさんから贈られた完成図を持ち、どうよっていけばよいか、メンバーの人たちと検討を始めた。

 先ず3本の縄の中央をロープで束ねてみたものの、メンバーと「ああでもない」「こうでもない」と試行錯誤。片方の端からよっていくことにして、少しずつ修正しながらより上げていった。途中で3本の縄をしっかり密着させるために足で押して形を整えたり、ロープで縛って固定したりして、徐々に形を整えていった。形が整った所から、樫木で作った根芯という棒を打ち込み3本の縄がほどけてこないように固定した。

 1時間ほどの作業で、何とかより合わせが完成。このあとは、表面をきれいにし汚れないようにラッピングしてトラックで鎌倉まで運ぶという。新田さんは「稲わらでこれだけ大きなしめ縄を作る技術がこの地域にはある。昔から米の豊作を祈って大きなしめ縄を神社に奉納してきた。11月の鎌倉は外国人の人が多いと思うが、しめ縄も稲作文化の一つであることを外国人の人にも分かってもらえたら」と話す。