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雲南・山王寺で「棚田祭り」 歌と踊り、棚田米・有機コットン販売や神楽も

チラシを手に来場を呼びかける実行委員会の林希さん

チラシを手に来場を呼びかける実行委員会の林希さん

 日本の棚田百選にも選ばれている山王寺棚田展望台(雲南市大東町山王寺)で11月8日、「山王寺棚田祭り2026」が開かれる。主催は山王寺本郷棚田振興協議会。

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 1999(平成11)年「日本の棚田百選」に認定された山王寺の棚田は、雲南市大東町の北東部標高300メートルの山腹に位置し、面積19ヘクタール、棚田数約200枚を有する。2006(平成18)年、棚田の保全管理を行いながら、かけがえのない農村の原風景を維持していくことを目的に「山王寺本郷棚田実行委員会(現、山王寺本郷棚田振興協議会)」が設立され、棚田米のブランド化や棚田オーナー制度の導入、景観を守るためのトラスト会員制度の導入や一斉草刈りなどの保全活動などを行ってきた。

 同イベントは、棚田の美しさと山王寺棚田の農産物、地域文化の発信に加え、地元住民と外部・関係人口の交流を通して地域活性化と棚田の保全活動の啓発を目的とする。耕作放棄地を使って始まったオーガニックコットンの栽培では、山王寺のオーガニックコットンを使って製品を作る東京の会社やユーザーの人たちが種まきや収穫に山王寺を訪れるようになり、今年も棚田祭りの前日、11月7日にコットン収穫のイベントも行う。

 同協議会のメンバーの林希さんは2022年4月に神奈川から山王寺に移住してきた。コンクリートジャングルでの生活より自然の中で暮らしたいと移住先を探し、山王寺棚田の景観が気に入り、棚田百選に選ばれていることから景観が保たれるだろうと思ったという。視察に来たときに地元の人が温かく迎え入れてくれたことが移住の背中を押したという。

 当日は、山王寺棚田で収穫した米で作ったおにぎりを提供するほか、棚田米のすくいどりも企画。棚田米、野菜や、山王寺棚田に関わるオーガニックコットン製品、まこも製品、工芸品なども販売する。地元の海潮料理クラブや高島生花店の総菜など、地元の屋台も並ぶ。ステージでは、コットンのクラブによる歌と舞に加え、山王寺本郷神楽社中による神楽も披露する。

 開催時間は、9時30分~12時。