雲南の永井隆博士の母校、旧飯石小学校(雲南市三刀屋町多久和)で長崎原爆の日の8月9日、集いの時間が開催され、博士に関する資料の点検・整理が行われる。主催は地域自主組織「雲見の里飯石」。
長崎原爆の被爆者救護に力を尽くし、平和を訴え続けた永井隆博士が幼少期を過ごした飯石地区。母校の飯石小学校は2016(平成28)年に閉校したが、その後、地域の住民の手によって同博士をシンボルとした地域の拠点「いいし へいわの里」に生まれ変わった。
同地区では、2022年に屋根のふき替えと修繕を行った「永井隆生い立ちの家」の活用策を、地域住民が毎週集まって検討し、同博士を知り、平和やふるさとについて考える活動に取り組んできた。メンバーの須山弘二さんは「隆さんを地域資源と捉え、住民が地域に誇りを持ち、資源を活用しながら地域が持続できる活動にしていかなければ」と意気込む。
同施設の多目的室には、博士に関する書籍や書画の複製などが数多く展示されているが、まだ整理しきれていない資料がたくさんあるという。当日は、棚の奥にしまい込まれた資料を引っ張り出し、一斉に広げてみる予定。参加者と共に資料を発見しながら、同博士が訴えた「平和を」「如己愛人(にょこあいじん)」の発信にどのように活用していくかを考える時間にするという。
永井隆記念館元館長の藤原亨夫さんも参加し、同博士の飯石地区の思い出について話す予定。原爆が投下された11時2分には、参加者全員で黙とうをささげる。
開催時間は10時~12時。参加申し込み不要。