JR木次線出雲八代駅前で7月18日、「夕涼みがてら映画会」が開かれ、銚子電鉄をモチーフにした「電車を止めるな! のろいの6.4km」を地域の人たち50人余りが楽しんだ。主催は駅舎プラン。
駅舎プランは、奥出雲町布勢地区の活性化の拠点を地区内にある出雲八代駅にし、昭和の趣が残る駅舎をアピールする一石二鳥を狙って8年前に結成された。当時、地域おこし協力隊で地域に入っていた人の紹介で同駅のある地域のジオラマを制作したことで活動が活性化したという。地域活性化の活動を次世代へつなげていくという条件で、奥出雲町からも支援を受ける。
当日は、島根大学鉄道研究会が企画し、地域の子どもたち24人が出雲八代駅から出雲横田駅までを列車で往復。途中の駅やランドマークに1文字ずつ10文字を配置し、子どもたちはその文字を見つけてカードに書き込むゲームを行った。行きで見落とした文字は帰りの列車で確認することもできる。出雲八代駅に到着した子どもたちは全員で10文字を並べ、「きすきせんをとめない」と訴えた。同研究会で企画をリードした山口海斗さんは「これまでNゲージの展示などで地域の子どもたちとの交流はあったが、乗車体験は初めて。子どもたちの元気が良くて、こっちが元気をもらった」と話す。
駅前の広場には、奥出雲町商工会青年部が焼きそばや焼き鳥、生ビールなどを販売する店を出店。地元の母親たちで運営する「ふせCafe」も出店し、ノンアルコールドリンクやポップコーンなどを販売した。地区内にある奥出雲多根自然博物館は、恐竜のクッキーや恐竜の煎餅などを販売。映画が始まる1時間ほど前から地域の人たちが集まり始め、乗車体験を終えた子どもたちと一緒になり、駅前が盛り上がり始めた。
19時30分になると、駅舎プラン代表の宇田川年明さんが「納涼祭りで皆さんと一緒に地域を盛り上げていきたい」とあいさつ。駅前横の特設スクリーンで銚子鉄道をモチーフにした「電車を止めるな! のろいの6.4km」を上映し、スクリーン前に設置した観覧席で、地域の人たちが焼きそばや焼き鳥、ビールやノンアルコールドリンクなどを楽しみながら盛り上がった。