雲南の漬物製造所「桜むすび舎」(雲南市木次町木次)で5月18日、ボランティアの力を借りた桜干し作業が始まった。主催は「桜むすびプロジェクト」の三瓶裕美さん。
桜並木で有名な木次の女性たちが始めた桜の花の塩漬けを引き継いだ三瓶さんが、空き家を購入して改修し漬物製造の許可を取ったのが昨年。新しい漬物製造所は「桜むすび舎」と名付けた。今年3月には「桜茶」「桜ごはん」のオンライン販売にこぎ着けた。
今年も4月中旬から、ボランティアの力を借りて桜の花の採取を行った。昨年は奥出雲町でも採取できたが、今年は遅霜の影響で奥出雲町での採取ができなかったという。今年は緑の桜として珍しがられる御衣黄の花も採取した。採取した花は、つぼみに近いものを「桜茶」用、大きく開いたものを「桜ごはん」用に選別して漬け込んだ。今年も昨年同様36キロほどを漬け込めたという。
当日は、昨年も経験した3人と今年初めて参加する2人の計5人のボランティアが「桜むすび舎」に集まり、漬け込んだ桜の花を絞ったものを一つ一つほぐし、漬け汁を搾りながら花びら一つ一つを整えていった。参加者は「作業をしながら、いろいろおしゃべりするのが楽しい」と話していた。
3時間余り作業をすると、整えた花を一つ一つ広げて花火の形に並べるときれいな「桜花火」が出来上がった。この状態でしばらく干し、パッケージに詰めることで商品が完成する。
三瓶さんは「ボランティアの人たちの力で続けられている。今後も作業をしているので、ぜひ手伝いに来てほしい」と呼びかける。作業は今月末まで続けるという。