食べる 買う

6月1日は「世界牛乳の日」 島根の牛乳守れ、乳業3社が共同キャンペーン

普段は同時購入できない各社の人気商品を詰め合わせた「しまねの乳製品ぎゅうぎゅうセット」(写真提供=木次乳業)

普段は同時購入できない各社の人気商品を詰め合わせた「しまねの乳製品ぎゅうぎゅうセット」(写真提供=木次乳業)

 木次乳業(雲南市木次町東日登)など県内乳業3社で構成する島根県牛乳普及協会は6月1日の「世界牛乳の日」に合わせ、県産牛乳や乳製品の消費拡大を目指す「しまねの牛乳飲モウねキャンペーン」を始めた。人口減少や酪農家の減少が進む中、異業種とも連携しながら地域の酪農基盤と住民の健康を守ろうという取り組み。

[広告]

 キャンペーンを企画したのは、木次乳業、島根中酪、クボタ牛乳の3社。期間中、普段は同時購入できない各社の人気商品を詰め合わせた限定セットを販売する。対象商品には「木次パスチャライズ牛乳」「クボタコーヒー牛乳」「出雲飲むヨーグルト」などが並び、先着500人は送料無料となる。

 背景には、地方酪農を取り巻く厳しい現状がある。全国の酪農家戸数は2019年の1万3384戸から2024年には9960戸まで減少。わずか5年余りで4分の1近くが離農した計算になる。島根県内でも飼料費や燃料費の高騰、後継者不足などで酪農家の減少が続き、生乳生産量の落ち込みが課題となっている。さらに物流2024年問題による輸送コスト増も地方乳業を直撃しているという。

 一方で、高齢化が進む地域では、牛乳が持つ栄養価への期待も高まる。同協会では、夏場の熱中症対策や高齢者のフレイル予防、骨粗しょう症予防などへの効果を訴え、「地域の健康を支えるインフラとして牛乳を見直してほしい」としている。

 今回は異業種連携として、島根トヨペットとも協力。昨年締結した「島根県産牛乳普及に関する協定」を踏まえ、車社会である島根ならではの視点から、高齢ドライバーの健康づくりや地産地消の啓発にもつなげる。限定セットには同社とのコラボパッケージも採用する。

 木次乳業の担当者は「地域の酪農と健康を未来につなぐため、多くの人に島根の牛乳を味わってほしい」と呼びかける。

 6月28日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース