飯南のコミュニティセンター来島交流センター(飯南町野萱)で7月10日、第35回地域公演「よろず劇場ろんがらしのよい子の味方怪獣ママゴン」が開かれた。主催は「子どもと生の芝居を観(み)る会」。
同会では、地域の身近な会場で、「一人でも多くの子どもたちと一緒に生の舞台を楽しみたい」「みんなのキラキラした瞳に出合いたい」という思いを込めて、プロの劇団や音楽家を招いて来た。35回目を迎えた今年も恒例のオリジナルのチラシ・ポスター・チケットを作り、ポスターは公民館など町内の各所に貼り出した。
当日は、子どもや保護者100人近くが会場に集まった。開園前の時間を使って、飯南高校JRC部の3人が部の活動を紹介し、紙芝居「こころんの一週間」を披露。最後に「これからみんな一緒に活動できるといいな」と呼びかけた。
19時30分に開演すると、同劇団の団員、成田良治さんが登壇。成田さんが、手拍子の練習をしたり、「保護者の人たちもプライドを捨てて、子どもたちと一緒に笑って楽しんで」と呼びかけたりしながら、ギターを弾きながら歌った。ライオンの人形「ラーくん」をかばんから取り出すと、腹話術でラーくんと成田さんのコミカルなかけ合いを演じた。パネルシアターで「ねずみのすもう」を演じると会場は笑いに包まれた。
「よい子の見方怪獣ママゴン」の人形劇が始まると、成田さんが部屋を散らかしっぱなしでゲームを話せない太郎くんと、いつも怒ってばかりのママのかけ合いを演じた。素直になれない太郎くんに成田さんが「ママが『怪獣ママゴン』に変身したら、太郎くんは『謝り戦士ゴメンライダー』に変身して」とアドバイスする場面も。それでも部屋を整理できない太郎くんに、成田さんがラーくんを死に神に変身させた。死に神が「ママを連れて行く」と言うと、太郎くんが「言うこと聞くからママを連れて行かないで」と応じた。
死に神が「部屋を整理して」と言うと、太郎くんが部屋を整理し、死に神が「靴をそろえて」と言うと太郎くんが靴をそろえた。その間に死に神が部屋を散らかし、再び「部屋を整理して」と。太郎くんは再び部屋を整理。その間に死に神が靴をバラバラにして、再び「靴をそろえて」と。太郎君は再び靴をそろえた。何度も繰り返すと死に神が「ママの気持ちが分かった?」と諭した。
買い物から戻ったママに太郎くんは、これから毎日、部屋の片付けをすることを約束して人形劇がエンディングを迎えた。劇の後には、成田さんが集まった子どもたちと保護者へメッセージを伝え、最後に地域の子どもたちから成田さんへ感謝の品が贈られた。