道の駅「さくらの里きすき」(雲南市木次町山方)で6月21日、「GREEN PARK FOOD FLEA」と緑地公園オープン記念イベントが開催された。新たに整備された緑地公園 には当日、防災設備の紹介やステージイベント、14店舗が並ぶフードマーケット などが集結。霧雨が降ったりやんだりする中、多くの家族連れや地域住民が訪れ、会場は終日にぎわった。
オープニングでは石飛厚志雲南市長があいさつに立ち、園内に新たに整備されたマンホールトイレやRVパークを紹介した。マンホールトイレは災害時の備えとして設置し、RVパークはキャンピングカーの利用だけでなく、災害時の電力供給拠点としても活用する。
イベントの幕開けを飾ったのは三刀屋太鼓による演奏。園内に設けた大きなテントで、10時と11時の2回披露した。力強く打ち鳴らされる太鼓の音は公園全体に響き渡り、遠くにいても演奏が伝わるほど。テントの中で間近にいた来場者は、腹の底まで響く重低音や振動が全身に伝わり、太鼓ならではの迫力を体感した。
演奏の合間には太鼓の体験会も行った。参加者はばちを手に、周りのリズムに合わせながら太鼓を打ち鳴らし、最後は全員で息を合わせて演奏を締めくくった。音がピタリと止まると、会場からは自然と拍手が湧き起こり、体験を終えた参加者は笑顔を見せた。
イベント広場には、さまざまな飲食ブースが並び、キッチンカーや地元の出店者が来場者を迎えた。加茂遊学ファームが手打ちそばも販売し、来場者は雨をしのぎながら食事や買い物を楽しんだ。
防災啓発コーナーでは、携帯トイレのサンプルを配布し、新たに設置されたマンホールトイレと併せて、防災を身近に考えるきっかけとなった。
園内に設置されたブランコでは、霧雨にもかかわらず子どもたちが元気に遊ぶ姿が見られた。保護者がステージイベントを楽しんだり、飲食ブースで買い物をしたりする間も、子どもたちは新しい公園ならではの時間を楽しんでいた。
さくらの里きすき内のキッズルームでは、プラレール・Nゲージ展示運転会を開催。プラレールには、「瑞風」をはじめ山陰を走る車両が並び、子どもたちは周回する列車を食い入るように見つめていた。Nゲージでは、「やくも」「サンライズ出雲」、海外の高速鉄道「TGV」が走行し、精巧な鉄道模型ならではの迫力ある走りを来場者が楽しんだ。Nゲージの運転体験も行い、参加者はダイヤルを慎重に操作しながら車両を発車・停車させ、本物の運転士になったような気分を味わった。