飯南町立赤来中学校(飯南町下赤名)で5月22日、中学3年生が大人と会話で交流する「トークフォークダンス」が行われた。
同校では3年生が「魅力でつなぐ私と飯南」をテーマに研究を行っている。地域の人にとっての「飯南町の魅力」や「生きがい」など、大人の価値観を知ることで、「自分にとっての飯南町」を改めて考えることを目的に行っている。
当日は体育館に長机を円形にならべ、町内各地から集まった大人25人が内側の席に座り、生徒22人が外側の席に座った。飯南町教育魅力化コーディネーターの薬師寺知恵さんがイベントの趣旨や目的を説明。「大人の価値観を知るとともに、自分の意見を話す機会にしてほしい」と生徒たちに呼びかけた。
北川弘己(あつみ)校長のあいさつの後、アイスブレークとして赤名公民館の景山良一さんのリードで「究極の二択」ゲームを行い、生徒も地域の大人も一緒に体と気持ちをほぐした。
トークフォークダンスは大人と生徒が向き合って座り、あらかじめ用意したテーマについて、大人が1分、生徒が1分、それぞれ話し、生徒が聞いたことや話したことを記録したら、生徒が左の席に移動する。大人と生徒が新しい組み合わせで次のテーマについて話す。テーマは9つ用意し、生徒はそれぞれのテーマについて異なる大人と会話をしていく。
9つのテーマを話し終えると、次は、生徒が卒業研究で取り組む内容について大人に説明し、大人が質問したり、アドバイスをしたりし、生徒が記録を取ると席を移動。これを5回繰り返し、生徒はそれぞれ5人の異なる大人に自分の研究について話し、アドバイスをもらった。
学年主任の松村崚典(りょうすけ)さんは「少人数の学校なので、一人とじっくり長く話すより、より多くの異なる人と話をするこの方式がいい」と話す。
初めて参加したという高橋浩文さんは「孫と話しているようでとても新鮮だった。世代は違うが同じ地域に住んでいるのでつながりが感じられた」と話していた。