国蝶(こくちょう)・オオムラサキの放蝶会に向けた草刈り作業が5月17日、藤ヶ瀬城跡(奥出雲町横田六日市)周辺で行われた。六日市自治会や横田地区有志、「しまっち!」利用者ら15人が参加し、放蝶会会場周辺の環境整備に汗を流した。
同活動は、「国蝶オオムラサキと藤ヶ瀬城跡を保存する会」代表の岸本三雄さんが中心となり、2016(平成28)年から続けている保護活動の一環。同会では、生息地となる藤ヶ瀬城一帯で、環境整備や飼育活動などに取り組んでいる。
オオムラサキは、日本全土に生息する国蝶で、美しい紫色の翅(はね)が特徴。自然環境の変化や都市化などにより、年々生息地が減少しているという。保存会では毎年6月下旬から7月上旬にかけて放蝶会を開いており、初年度は約100匹だったが、今年は約1000匹の羽化を見込むまでになった。
今回の活動は、島根県の関係人口創出事業「しまっち!」を活用して参加者を募集。「しまっち!」は、地域活動やボランティアなどを通じて、県内外の人と地域をつなぐマッチング制度。
「しまっち!」を利用して参加した塩澤直樹さんは「皆さんの輪に入り、楽しく参加できた。管理方法の話を聞き、草刈り以外にも、生育環境を整える作業は、より大変に感じた」と話した。
岸本さんは「有志で草刈りを続けてきたが、高齢化で人手不足や負担増が課題になっている。今日は自治会外からも参加いただき、スムーズに作業を終えることができた。活動を通して、オオムラサキや奥出雲の自然を好きになってもらえたら」と話す。
次回の草刈り活動は6月14日9時から。申し込みは「しまっち」ホームページで受け付ける。