雲南・大東の街なかにある「高島生花果物店」(雲南市大東町大東)の周辺で7月26日、飲んで、食べて、遊んで、巡って「えびす夜市」が開かれる。主催は大東マチナカ盛り上げ隊。
同隊を立ち上げた高島生花果物店の女将(おかみ)、北見和子さんは「葬式向けの花の売り上げが減る中で生花店の経営は苦しくなっていた。その頃は自分の店のことしか考えていなかった。花は毎日の生活に必ずしも必要でなく、毎日来る客が求めるものは食べ物だった」と振り返る。そこで、コロナ禍に思い切って台所を改装し、保健所の許可を取って、毎日手作りの弁当や総菜を売るようになった。
高齢者の人たちが毎日来店するようになり、来店客の健康状態が毎日見えるようになると同時に、街なかの状況に目が向くようになってきたという。昔はにぎわっていた街なかがいつの間にか寂しくなり店舗も空き店舗が目立つようになっていた。「産後にこういう店があると知っていれば助かったのに」と話す人にも出会い、北見さんは「段々、街なかの困り事が見えるようになって来た」と振り返る。
元市役所職員の佐藤満さんや地域おこし協力隊で街なかの活性化に取り組む小堀祥仁さんに相談し、昨年9月、仲間を集めて自分の店を拠点に何ができるかを考える月1回のランチミーティングを始めた。ある会では、店頭にあった店の絵を見て佐藤さんが「パリのシャンゼリゼ通りのよう。まるこ山はモンマルトルの丘、赤川はセーヌ川」と盛り上がったこともあった。
北見さんは「子どもの頃は毎週土曜になると土曜夜市があり、とてもにぎわい、とても楽しかった。毎年7月26日にあるえびす祭は、自治会の持ち回りで開いているが、にぎやかな催しは昨年からなくなった。何とかしたいと昨年は単独でバンドを呼んで催しをやったが、今年はもっとバージョンアップしたかったので、ランチミーティングで企画を練った」という。
イベントゾーンではバンドのステージライブを展開。飲食ゾーンでは、焼き鳥・フランクフルトなどの「焼きそば太鼓」、スパイスカレーの「雲南スパイスカレー」、アルコール飲料の「高島生花果物店」、かき氷と焼き菓子の「くるねる遊ぶ」が出店。雑貨・縁日ゾーンでは、お菓子釣りや古道具・ペット用品販売の3店舗、癒やしゾーンでは、マッサージや占いなどの4店舗が出店する。各ゾーンを巡るスタンプラリーも行う。
開催時間は18時~22時。