雲南のSCマルシェリーズ(雲南市木次町里方)2階にある子ども向けIT教育施設「ピコテラス」で8月18日、市内の企業・団体の課題を大学生や高専生などがDXで解決策を提案するイベント「企業課題解決DXワークショップ」が開かれた。主催は、エンター、enginepot(エンジンポット)、Know thyself(ノウシ―セルフ)と雲南市。
エンターは雲南市で子どもたちにもさまざまなIT機器を経験してもらい、魅力発見や将来の幸せにつなげてもらおうと、さまざまなイベントを主催。今回も代表の杉村卓哉さんの情熱に共感したIT企業2社が協力して企画した。昨年に続き2回目となる。
当日は13時に大学生と高専生合わせて7人が参加。杉村さんは開会のあいさつで「昨年は中学生や高校生も大学生や高専生に混ざってイベントを行ったが、今年は大学生や高専生に搾り、より実践的な解決策が出れば」と話した。ITエンジニアとして起業を目指す学生らも参加した。
課題を提供したのは、雲南市観光協会事務局長の高橋司さん、市内の文化体育施設の施設管理などを行うキラキラ雲南主幹の糸川悠介さん、市内で自動車の販売整備を行う会社LEADの佐藤雄也社長の3人。13時30分にそれぞれがenginepotのスタッフが務めるファシリテーター1人、大学生や高専生2〜3人とチームを作り、各社の紹介や業務上の課題の共有から始めた。
16時から始まった提案発表では、大学生や高専生が、担当した会社の課題解決策、実際に作ったITのシステム、導入した場合の効果などについて説明。実際に作ったITシステムを動かして見せる場面では、会場から「オー」という声も上がった。
経理に社長の時間が多く使われている課題を共有したLEADのチームでは、使っている会計ソフトと税理士が求めるフォーマットの違いを埋める自動システムを提案。問い合わせの電話内容の共有や答えるためのナレッジの共有が課題という観光協会には、問い合わせの内容や回答を共有するシステムを提案。予約業務や予約情報の共有に課題があることを説明したキラキラ雲南には、ウェブ予約と電話予約、紙による窓口での予約を一元管理するシステムを提案した。
発表の後には課題を提供した側からの感想や、実際の導入可能性などについて話した。糸川さんは「効果は大きい。会社に提案したい」と期待を寄せた。高橋さんや佐藤社長も「提案を受けて気づいた点が多く、積極的に検討したい」と話した。