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奥出雲で横田高探究学習の発表会 2年生のワークショップも

「奥出雲のペットを災害から守る」と題した発表を行う内田沙蘭さん

「奥出雲のペットを災害から守る」と題した発表を行う内田沙蘭さん

 奥出雲のカルチャープラザ仁多(奥出雲町三成)で7月14日、横田高校(奥出雲町稲原)の探求学習「出雲学」の代表発表会が開かれ、同校全校生徒に加え地域の人たち80人余りが生徒代表5人の発表を見守った。

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 同校では2年生を中心に生徒一人一人が、自分が興味あることと地域の課題を組み合わせて探求学習を行い、「奥出雲学」と名付けている。1年間の探求学習の成果を校内で発表するのに加えて、地域の人たちにも発表を聞いてもらう機会を作っている。

 当日は、10時から隣接する奥出雲町町民体育館(三成)に全校生徒が集まり、2年生が自分のテーマを1年生、3年生や地域の人に伝え、質問やアドバイスをもらうワークショップを開いた。各学年2人ずつ計6人がグループとなり、いくつかのグループには地域の人も加わった。

 計30のグループで、2年生が自分のテーマやその動機などを発表すると、テーマについて質問し、探求する中でどんな問題が起きそうか、誰が喜んでくれそうか、何からスタートするかなどの意見を出し合っした。全校生徒で2年生の探求学習を支援する目的で、1年生は素朴な質問を出すことで、3年生は実際に探求学習をやった先輩としてアドバイスすることが役割だという。

 午後は、カルチャープラザ仁多で3年生の代表5人が探求の成果を発表。糸原保奥出雲町長、島根県立大学地域政策学部准教授の田中輝美さん、島根大学教育センター講師の吉崎聡一さんが講評を行った。

 生徒の一人、岩坂ひかりさんは「子どもに障害について知ってもらうためにはどのような伝え方や関わり方をすべきか」を発表。実際に子どもたちと活動する中で気づいたことなどを話した。木村日順さんは「人口減少のメリットを生かし、演劇で奥出雲を盛り上げよう」を発表。田中さんが、人口減少をメリットと捉える発想の良さや実際に演劇の公演を行い、成果を測ったことなどが評価された。

 内田沙蘭さんは「奥出雲のペットを災害から守る」を発表。奥出雲町ではペットを連れていける避難所がないことを指摘。ペットが家族の一員となっていることを踏まえると、奥出雲町にとどまらない課題との講評が相次いだ。井上実沙妃さんが「美容×高齢者」を発表し、美容としてネイルを実践してみて結果を報告すると参加者の中に男性が多かったことが驚きを持って受け止められた。最後に演壇に立った若槻湖花さんが「環境意識を高めよう」を発表する中で、「子どもたちが自然を好きなことと自然を大切にするという気持ちが必ずしも結びついていないと感じた」ことに気づいたことを話すと、観察の鋭さが講評者から驚きを持って受け止められた。

 全体を通した講評では、自分の興味と奥出雲町の社会課題をしっかり結び付け、実際にアクションを取ってみて感じ、その成果を計測する中で、しっかり探求出来していることに高い評価が与えられた。

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