雲南の木次街なかの町屋「旧和田邸」(雲南市木次町木次)で7月12日、まちなかの空き家を活用した起業を支援する「空き家起業塾」の第1回が開かれた。主催は、木次本通り地区エリアプラットフォーム「ふらっと木次」準備会。
同地区では、2005(平成17)年からの地域自主組織の人たちの日々の活動、2019年からの三新塔空き家再生プロジェクト会議など、木次エリアでまちづくりや空き家などのテーマで多くの検討が進められ、アイデアが生まれてきた。同準備会は、この流れを引き継ぎ、地域で暮らし働く仲間とプラットフォームを作り、アイデアに加え、実現する方法・資金調達・制度対応などを進めようと、2025年に活動を始めた。
雲南市の支援も得て、2026年度国土交通省のエリアプラットフォーム事業にも採択され、組織の立ち上げに加えて、三日市エリアと八日市エリアの空き家実態調査、事業創出をする担い手の発掘や育成、トライアル店舗の実施など実現に向けた具体的な施策を進めていくという。
その一環として、同塾を3回シリーズで開く。第1回は、実際に木次本通り地区の空き家を見ながら自分がやりたい事業のイメージを膨らませる内容とした。当日は、具体的な事業アイデアを持った4組6人と雲南市の移住支援の担当者や起業支援のNPO代表など2人、オンライン1人の計9人が参加した。
最初に、同準備会のメンバー「たすき」代表の岡晴信さんが同塾の目的と概要、空き家の味方などを説明。地域おこし協力隊で建築士の小堀祥仁さんが、見学する物件の概要などを説明した後、実際に物件を見学。当日は4軒の空き家に加えて、空き家を改装してコワーキングスペースやチャレンジキッチン、ゲストハウスを開業している物件や、既に空き家を購入して宿泊事業を目指している参加者の物件も見学した。
最後に、同じ通りにあるコワーキングスペース三日市ラボに集まり、見学した感想などを話し、次回以降のプログラムを説明して終了した。参加者で飲食店の開業を目指している関東からの移住者2人は「開業を夢で見ていたが、実際に物件を見て、実現しそうなイメージが持てた」と話していた。
第2回は7月26日、「先輩から学ぶ」と題して、同じ通りに面する店を営む3事業者から話を聞く。