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古代鉄歌謡館で「雲南出雲神楽の夕べ」 西日登神楽社中が「香具山」など披露

演目「日本武」で天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を授かり東の国に向かう

演目「日本武」で天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を授かり東の国に向かう

 雲南の古代鉄歌謡館(雲南市大東町中湯石)で7月11日、市内の神楽社中が毎月交代で出演する定期公演「雲南出雲神楽の夕べ」の7月公演が開かれ、西日登神楽社中(木次町)が「香具山」と「日本武」を披露した。

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 開演前には演目紹介のチラシを配り、舞台が始まる前にも物語を解説した。出雲神楽は日本神話を題材にした伝統芸能で、太鼓や笛の演奏に合わせて神様や英雄の物語を舞で表現する。物語を知ってから鑑賞することで、舞の意味や登場人物の心情も感じ取りやすく、神楽を初めて見る人も、これから始まる物語の流れを理解しながら舞台を楽しめる工夫を凝らした。

 最初の演目「香具山」は、天香具山の真榊(まさかき)と十握剣(とつかのつるぎ)を巡る神々のやり取りを描いた物語。「日本武」は、景行天皇の命を受けた日本武命(ヤマトタケルノミコト)が、倭姫命(ヤマトヒメノミコト)から授かった天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と火打ち袋を手に、東の国へ向かう勇壮な物語 。

 演目が始まると、太鼓や笛、チャッパと呼ばれる小さなシンバルのような打楽器の音色が会場いっぱいに響き渡った。体の奥まで響くような力強い演奏に、観客は舞台の世界へ引き込まれていった。

 舞台と客席の距離が近い古代鉄歌謡館ならではの臨場感も。演者と目が合ったり、観客へ向かって力強くポーズを決めたりする場面も見られた。演者が客席近くまで降りて観客と触れ合う場面では、会場に笑顔が広がり、神楽を身近に感じられるひとときとなった。

 休憩時間には、出雲神楽を長年楽しんでいるファン同士が、演目の見どころや神楽社中ごとの特徴について語り合う姿も見られた。初めて訪れた人へ見どころを紹介する場面もあり、神楽を通じた交流が生まれた。

 会場には子どもの姿も多く、手作りの剣を手に演者に合わせて声を出したり、舞のまねをしたりする姿もあった。

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