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雲南・西日登で神楽公演 70人超を前に「国譲り」「茅の輪」を熱演

演目「国譲り」で大きな石を使った力比べをする「タケミナカタ」(右)と「タケミナヅチ」(左)

演目「国譲り」で大きな石を使った力比べをする「タケミナカタ」(右)と「タケミナヅチ」(左)

 雲南の西日登交流センター(雲南市木次町西日登)で6月28日、西日登神楽社中による神楽公演が行われた。主催は西日登振興会。

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 西日登神楽社中は1861年に始まり、165年の歴史を持つ。西日登地区の農民有志が郷の峠の神官・玉木左近より神楽舞を習得し、「西神楽」と称して発足したという。昭和の初めから終戦まで戦争のために活動を休止していたが、戦争が終わり1946(昭和21)年には活動を再開した。

 1953(昭和28)年5月に出雲大社「昭和の大遷宮」が行われた際に、同社中が神楽を奉納。千家宮司より「出雲大社教神代神楽師」の称号と感謝状を受け、これにより「出雲大社教神代神楽・日登社中」と名前を改めた。以来、毎年5月の連休には欠かさず奉納神楽を行っている。2014(平成26)年に「出雲大社教神代神楽・西日登社中」とし、現在は20代~90代の幅広い世代が技術の研さんに励んでいる。

 当日は地域の人たち70人以上が集まり、同振興会の石田聖会長のあいさつに続いて、早速神楽の公演が始まった。最初の演目は「国譲り」。アマテラスの使者「タケミナカタ」が「オオクニヌシ」にアマテラスの国を譲るようにという詔を伝えると、弟の「コトシロヌシ」と相談して譲ることを決めたところで、3人そろって餅や飴(あめ)を会場にまいた。その後、国譲りに反対する「タケミカヅチ」が現れ、「タケミナカタ」との間の力比べをコミカルに演じると、会場から笑いが湧き上がった。

 次の演目が始まるまでの休憩では、会場を取り囲むように設置したコーナーで、五目ご飯、梅ジャム、焼きまんじゅう、煎餅などを販売した。

 続く演目は「茅の輪(ちのわ)」。「スサノオノミコト」が旅の途中で日が暮れたので、夕食と宿を村民に頼むと裕福な村民は断り、貧乏な村民は受け入れた。翌朝「スサノオノミコト」が宿を提供してくれた村民に疫病から身を守るカヤの茎で作った輪「茅の輪」を授けた。後に疫病の神が現れ、裕福な村民は滅びるが、「茅の輪」をもらった村民は助かり、末永く栄えたという物語を演じた。

 神楽の公演が終わると、富くじを行った。会場に来ていた子どもたちがくじを引き、番号に合った賞品を受け取った。

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