奥出雲町横田の横田コミュニティセンター(奥出雲町横田)で6月7日、「一緒に助かるために~地区防災計画のススメ~島根県地区防災計画WS in 奥出雲」が開かれ、自治会長や防災計画策定委員ら約50人が出席した。主催は島根県防災部防災危機管理課。
講義では、跡見学園女子大学教授の鍵屋一さんが講師を務めた。鍵屋さんは「大丈夫だったが、3回続いても、4回目は大丈夫ではない。それが災害」と話し、平時からの備えの重要性を強調。能登半島地震では直接死を上回る災害関連死が発生したことを紹介し、地域で支え合う仕組みづくりの必要性を訴えた。また、入浴や歩行、排せつなど要介護者の日常生活動作を例に挙げながら、災害時に支援が必要な人の立場に立ち、「本当に避難できるのか」を具体的に想像することの大切さを伝えた。
講義後はワールドカフェ形式によるグループワークを実施。「大雨災害時に地域住民が一緒に助かるために、平時にするべきこと」をテーマに、各自治会で取り組んでいる防災対策や地域の実情について情報を共有した。参加者は見守りや声がけ、地域行事を通じた交流などについて意見を交わしながら、地区防災計画策定に向けた考えを深めた。
参加者からは「防災を全面に出すのではなく、楽しみや地域のつながりをつくることの大切さを学んだ」「鍵屋さんの『大事なことは今日やる』という言葉が印象的だった。早速自治会で提案したい」などの声が聞かれた。