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雲南・旧和田邸でアーティストささをかみさきさん個展 滞在アート作品披露

旧和田邸1階の和室床の間の作品と共に来場を呼びかけるささをかさん

旧和田邸1階の和室床の間の作品と共に来場を呼びかけるささをかさん

 雲南・木次の町屋「旧和田邸」(雲南市木次町木次)で6月20日・21日の2日間、同所に2カ月前から滞在しアート作品を制作している「ささをかみさき」さんが個展を開く。

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 「絵と言葉を贈る人ときどき旅人」を名乗るささをかさんは、兵庫県で生まれ育ち、京都の芸術大学でデザインを学んだ。大学2年修了時に休学し、そのまま飲食店のアルバイトなどフリーター生活を5年間過ごす間はアートから離れていたという。友人からの勧めもあり、ふるさとワーキングホリデーで宮城県気仙沼に2週間滞在したことが転機になった。気仙沼の土地と食、人に癒やされ、気仙沼に移住したところ、デザインの仕事を業務受託するようになり、個人事業主としてグラフィックデザインとイラストの仕事をするようになった。

 ささをかさんは「気仙沼でいろいろな生き方に触れたことが自分を変えたと気づいた。もっともっといろいろな土地に行き、多様な生き方に触れて、生き方の多様性を伝えられたらと考えるようになり、旅に出ることにした」と振り返る。2024年9月にスタートした旅は間もなく2年を迎える。ささをかさんは、1カ所に1、2か月滞在しながら地域の人たちから要らなくなったものをもらってきてアート作品に仕上げ、それをくれた人に贈る活動に取り組む。その地で制作した作品は全てその地の人たちに贈って次の滞在地に移動するという。

 東日本大震災があった3月11日前後には毎年、気仙沼に滞在するささをかさんが昨年3月、雲南市出身の大学生、鳥谷一花(いちか)さんと出会って意気投合したという。鳥谷さんは昨年夏に旧和田邸のリニューアルを企画する会社「たすき」の長期インターンとして「旧和田邸」の活用策に挑んだ際、雲南で昔から暮らす地元の人たちと、移住してきて活動している人たちの間に見えない壁があることを感じ、ささをかさんを雲南に呼んで、アーティスト・イン・レジデンスとして創作活動をしてもらいながら地域の人たちとの関係づくりができたらと考えた。

 4月中旬に雲南に来たささをかさんは、積極的に雲南の街なかの人たちに話しかけ、要らなくなったふすまをもらってきたり、木材をもらってきたりして制作活動を行ってきた。ささをかさんは「もともと自然、山と川が好きだった。雲南には自然もあるし、人との相性がとてもいいと感じている。話しかけたら和気あいあいと応じてくれる。『木材が欲しい』と言ったらすぐに知り合いに話してくれて、多くの木材を持ってきてくれた」と話す。

 ささをかさんは「テーマは特に設けておらず、その時に描きたいものを描く。多くは素材をくれた人のことを思いながら、その人がつらい思をした時にそばに寄り添っていることを感じられる作品を目指している。作っているときに浮かんできた言葉を作品に添えるようにしている」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場無料。20日は、絵を描くワークショップやゲームコーナー、コーヒーショップの出店などの企画も予定する。

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