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市民演劇から誕生した「さくら組」が公演 予想以上の来場で手応え

物語のクライマックスを全身を使い演じるメンバー

物語のクライマックスを全身を使い演じるメンバー

 雲南市内で活動する市民演劇グループ「さくら組」が6月5日・6日の2日間、雲南市経済文化会館チェリヴァホール(雲南市木次町里方)で第2回公演「さくら組短編劇場」を行った。公演では宮沢賢治原作「注文の多い料理店」と小川未明原作「野ばら」の2作品を披露。2日間で46人が来場し、演劇を楽しんだ。

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 「さくら組」は、4月の「桜まつり」で上演した朗読劇「よだかの星」をきっかけに「雲南市創作市民演劇」で出会ったメンバーを中心に結成された演劇グループ。グループ名は結成時期に咲いていた桜に由来する。今回は前回から出演者を大きく入れ替え、市民演劇で出会った仲間たちが脚本・演出も手がけた。

 発起人の石原加弥子さんは「桜まつりでの公演をきっかけに結成したが、せっかくなのでまた公演したいと思い、今回のメンバーに声をかけた。簡易的な演出で、どこまで情景を感じてもらえるかを意識した。メンバーそれぞれの力がかけ算となり作品を作ることができた。教科書などでなじみある作品を選ぶことで、子どもたちにも大人が全身で泣いたり笑ったりできる芝居の面白さに触れてほしい」と話す。

 メンバーは約1カ月間、交流センターやオンラインなども活用しながら週2、3回の稽古を重ねて本番を迎えたという。メンバーの橘奈未さんは「雰囲気作りが重要な作品だったため、役者の呼吸に合わせた語りを意識した。稽古をしながら役割の調整も行い、そのことでせりふ回しが整理され、見る人にとってもより自然に観劇できる作品になったかと思う」と振り返る。

 出雲市から家族連れで来場した外谷美沙子さんは「チラシの雰囲気に引かれて来場した。その雰囲気と演出の方向性とが一貫していて素晴らしかった。役者と演出による空間作りに集中でき、会議室でありながら作品世界に没頭できた。今後もこうした公演があれば、ぜひ観劇したい」と話していた。

 石原さんは「多くの人の協力のおかげで公演を実現できた。予想を超える来場者に驚いている。今後は家族連れでも気軽に足を運べる、親しみやすい劇団を目指したい」と意気込む。

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