
「さくらおろち湖お花見レガッタ」が5月18日、さくらおろち湖の県営ボートレース場(雲南市木次町平田)で開催され、雲南エリア内外から45チームが参加した。主催は斐伊川ローリング協会。
尾原ダム建設によってできる湖にボートコースが設置されることを受けて、ダム完成の10年前(2002年)に「斐伊川レガッタ」として始まった。当時のレースは、斐伊川特設ボートコースで行われていたという。同時に結成された斐伊川ローイング協会の現理事長で、今大会の大会委員長を務める飯島昭さんによると「当時は素人だったが、同じ職場に経験者がいて、教えてもらいながら練習した」と振り返る。
2012(平成24)年からは、完成した尾原ダムのさくらおろち湖のボートコース場での開催となり、今回で13回目を迎えた。開会式では地元大東高校レスリング部の伊内湊音さんが選手宣誓を行った。
参加チームは、雲南エリアの雲南男子の部、雲南女子の部、エリア外からの一般男子の部、一般女子の部、男女混成のミックスの部、55歳以上のシニアの部の6クラスに分かれて、全長約400メートルのコースに挑戦した。時折、右斜め前方からの風が強くなる中で競技が行われ、スタート地点に参加艇がそろうのに時間を要するレースもあったが、予定されていた全28レースが全て行われた。各クラス優勝チームには賞状、優勝カップに加え特産の奥出雲和牛が、2位~4位のチームには、賞状と奥出雲和牛が、それぞれ贈られた。
ボートコースの湖岸には、参加各チームがテントを立て、バーベキューを楽しむチームも多く見られた。今年初めて参加したという雲南男子の部にエントリーした「TEAM梅木建設」代表の坂本紀子さんは「この4月に新たに加わった仲間を歓迎する意味を込めて参加した。バーベキューも楽しんで懇親したい」と話す。おそろいの赤いポロシャツに身を包んだ松江高校11期のメンバーは「10年以上毎年参加している。健康のために楽しくこげればと思って参加している」話していた。