食べる

雲南・湯村温泉「晴嵐荘」がビーガン会席 インバウンド需要見据える

料理主任の杉山さんからビーガン会席のメニューの説明を受ける試食会参加者たち

料理主任の杉山さんからビーガン会席のメニューの説明を受ける試食会参加者たち

 雲南の出雲湯村温泉にある「国民宿舎晴嵐(せいらん)荘」(雲南市吉田町川手)を指定管理で運営する吉田ふるさと村が3月16日、新たにビーガン会席の提供を始める。これに先立ち今月10日、試食会を開き、雲南市長や観光振興課のメンバーらが参加した。

[広告]

 出雲湯村温泉は733年に編さんされた出雲風土記に「あまねく知られた薬湯」と紹介されており、古くから文人、墨客が訪れたことで知られている。

 試食会のあいさつで、同社の高岡裕司社長は「16年前から観光事業を始めたが国内市場は停滞が続いており、物価高で観光消費が鈍るのではないかと心配している。一方で東京などはあらゆる国から来た外国人観光客であふれ、インバウンド需要は右肩上がりが続いている。雲南市のインバウンド観光はまだまだだが、その分、伸びしろがあるとも言える。ビーガン料理を求める客は高所得層が多く、取り込みを図りたいと考えた。特に和会席にこだわった」と話す。

 同社観光事業部長の石原秀鋭寿(ひでとし)さんは「雲南市がインバウンドの重要ターゲットとして位置づけている台湾は世界的にもビーガン・ベジタリアン人口が多いといわれており、全人口の13~14%を占める。行政とも連携しながらインバウンド需要の取り込みを図っていきたい」と意気込む。

 提供したビーガン会席は、刺し身風のコンニャク、大豆ミートを使った春巻き、エビチリに見立てたアボカド料理などが並び、出雲そばを使ったそば鍋や吉田米の釜飯なども動物性原料を使わず、野菜から取っただしのみを使ったという。春巻きに使ったチリソースやアボカド料理に使ったトウバンジャンなど台湾からの客を意識した調味料を使ったという。

 料理を担当した料理主任の杉山京さんは「肉や魚が使えないのでうまみを引き出すのに苦労した。うまみが足りないところは辛みなどを使って食べ応えある料理に仕上げた」と話す。

 価格は1泊2食付きで16,500円~。宿泊予約時の事前申し込みが必要。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース