
紅梅しょうゆ(雲南市三刀屋町三刀屋)が7月5日、恒例となった「夏の感謝祭」を店内と屋外特設会場で開催する。
同社の創業は天保年間にさかのぼる。時代に合わせて品ぞろえを変えながら三刀屋の中心市街地での営業を続けてきた。近年では、しょうゆや醸造酢をベースにした新商品開発にも取り組み、鍋の素「こぶくろ」などのヒット商品も生んでいる。
同社女将(おかみ)の松尾まゆみさんは「過疎化が進み中心市街地の店が次々と閉店していく中、街のにぎわいをつくりたい、普段店に来ない人にもいろいろな商品を知ってもらいたいという思いで、夏の中元と冬の歳暮の時期に合わせてイベントを開いている」と話す。
当日は店の隣の駐車場に、市内から、すし店「和かな寿司(ずし)」、米粉たこ焼き「おかいち」、フリーマーケット「三ツ星」、わらび餅ドリンク「簸上堂(ひかみどう)」、甘酒・マカロン「竹部酒店」、山王寺「細田漬物」が、市外から、ハンドメード雑貨「アトリエシエロ」、大社名物厚天ぷら実演「尊(みこと)」、クレープ店「キャロル&ルイス」}が、それぞれ出店する。多くの来場客を見込み、地元・三刀屋高校のボランティアグループが当日の運営を支援する。
店内では全品10%引きで販売するほか、2,000円以上の購入で空くじなしの抽選も行う。「スタミナから揚げ」は、店主自ら揚げる人気商品で、これを目当てに毎年訪れる人も多いという。7月3日まで、LINEでの予約にも応じる。
開催時間は9時~14時。入場無料。