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雲南で「大人のための子どもの声を聞く」連続講座始まる

連続講座の1回目で「人権を学ぶワークショップ」に参加した地域の人たち

連続講座の1回目で「人権を学ぶワークショップ」に参加した地域の人たち

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 雲南市木次総合センター(雲南市木次町新市)で1月9日・10日、大人のための子どもの声を聞く連続講座の第1回「参加型アクティビティーを通して学ぶ人権、子どもの権利を尊重するために」が開かれた。主催は「まんまるうんなん」で、雲南市協働で叶(かな)える市民活動促進事業の支援を受ける。

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 「まんまるうんなん」は、雲南市の子どもが自分の権利について知り、自らの人生を切り開くために必要な力を身に付けるために必要な活動に取り組んでいる。長年、不定期の勉強会等を行って来たが、昨年6月に任意団体を結成した。

 両日とも、フリーランスのファシリテーターとしてジェンダーや人権をテーマとしたワークショップを実践する栗本敦子さんを迎え、「人権とは何か」「社会の構造から人権を捉える」「子どもの権利を知る」の3部構成で実施した。9日には市役所職員や関係者など25人、10日には一般市民18人の計43人が参加した。

 人権の基本を考える際には、地球に来た宇宙人に人間とはどういうものかを説明する言葉を参加者に考えさせた。二足歩行や、道具を使うなどさまざまな表現が出されたが、いずれも全ての人間に当てはまるのでもなく、人間以外の生物に当てはまるものがいるなど、参加者が苦戦。最後に、人間から生まれたもの全てが人間と定義し、人権とは全ての人間に等しくある権利と定義した。

 社会構造から人権を捉える際には、それぞれが席から紙を丸めて前に置かれたバスケットに投げ入れ、入ったら飴(あめ)がもらえるゲームを実施。前の席に座っている人が有利で後ろに座っている人が不利とか、席は自分で選んだのだから自己責任とか、後ろの席の人は全体を見て自分の置かれた位置付けを気づけるが前の席の人は後ろの席の人に気づきにくいとか、ゲームそのものを社会構造に置き換えて考えさせた。

 子どもの権利については、人類が人権をどう規定してきたかの歴史を振り返り、権利の主体者が条約作りに参加するようになってきている流れを学び、子どもの権利条約でも子どもの意見表明権が盛り込まれていることを学んだ。その際に講師の栗本さんは「英語では子どもの意見をOpinions(オピニオン)でなくViews(ビュー)という言葉を使っており、このことは子どもの意見を表明することだけでなく、大人が子どもの立場にたって子どもの見方を考えることまで求めている」と強調した。

 連続講座の第2回は2月15日に、第3回・第4回は3月に、それぞれ開催する。

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