
奥出雲多根自然博物館(奥出雲町佐白)が8月11日、夏休み自然科学教室とし「恐竜キーホルダー作り」体験を行った。
宇宙の進化と生命の歴史をテーマとする同館は、約40億年に及ぶ生命の長い歴史を物語る貴重な化石を多数展示している。入り口に展示しているアロサウルスやエウオプロケファルスの全身骨格標本、ティラノサウルスの頭部骨格標本など、恐竜に関する展示も多い。
夏休み自然科学教室として2022年、天体観測や工作教室を始めた。工作では、初年度の恐竜ジオラマ作りに始まり、翌年は恐竜スノードームをメニューに加えた。今年はさらにメニューを追加した。
午前の部には、奥出雲町内外から子ども27人、保護者17人の計44人が参加した。参加者は、3種類の中から自分の好きな恐竜の型を選ぶと、講師の同館支配人の名和亨さんから作り方の説明を聞き、早速キーホルダーの製作に取りかかった。型をテープに固定して作業台を作ると、型にレジンを流し入れ、紫外線で固めた。そこから好きな色を入れたり、キラキラ光る星を入れたりしながら、自分のイメージに合うように製作に取り組んだ。
同館では、幼稚園や小学校など団体での入館時には、要望に応じて、同体験を提供している。