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雲南・木次のシェアキッチン「オトナリ」でラオス料理のポップアップ食堂

ラオス料理を提供する森さんと定食「ラープガイセット」

ラオス料理を提供する森さんと定食「ラープガイセット」

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 まちのワーキングスペース「オトナリ」(雲南市木次町木次)のシェアキッチンで6月2日、ラオスに15年滞在した森卓さんがラオス料理のポップアップ食堂を開いた。

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 ラオスから帰国した森さんは、日本各地を周りながら、ポップアップ形式でラオス食堂を始めた。「旅が好きで、東京以外に住みたかったが、どこが良いか分からず…。旅が好きなこともあり、日本各地を旅して回ろうと思った。これまで島根には来たことがなく、ネットでシェアキッチンを検索したら『オトナリ』がヒットした。雲南は木次乳業で有名だったし、ラオスの隣が中国雲南省で、雲南が何となく良いと思って来た」と話す。

 この日提供した「ラープガイセット」は、鶏肉のもも肉、胸肉、内臓と生唐辛子を油をできるだけ使わずに料理した「ラープガイ」と、野菜の副菜、もち米のおにぎりをセットにした定食。生唐辛子を使うことで、「最初は辛みを感じるが、後味はスーッと爽やか」と森さん。ラオスでは腹持ちの良いもち米が農作業に最適で良く食べられるという。

 昼時には9席がほぼ満員となり、用意した料理は全て売り切れた。雲南市内の一般社団法人でアルバイトをする島根県立大学生の石井大貴(だいき)さんは「エスニックな香り、味に深みがあり、鶏肉の辛さと野菜の甘みがマリアージュしてとてもおいしかった」と話していた。

 夜は、ラオス伝統ハーブソーセージ、おつまみセットとラオスビール4種がメニューに並んだ。ソーセージには、キャベツともち米の小さなおにぎりを添え、トマトをナンプラーとスパイスで味付けしたディップを提供した。

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