暮らす・働く

雲南で遺言書作成体験会 遺言書がない場合のトラブルや作成方法学ぶ

遺言書がない場合のトラブルについて話す講師の立石和希子さん

遺言書がない場合のトラブルについて話す講師の立石和希子さん

 雲南市役所で3月8日、「はじめての遺言書」作成体験会が開かれた。定員10人のところ地域の人たち15人が参加した。主催は雲南市政策企画部うんなん暮らし推進課。

[広告]

 同課によると、「持ち家や土地がある」「相続や遺言は気になるが、何から始めればいいか分からない」「子どもや親族に迷惑をかけたくない」「将来、家をどうするか決めていない」という人たちに向け、「家」という大きな資産を家族の「悩み」にしないために遺言書を書くワークショップを開くことにしたという。

 当日は、同課の濱田里美さんが住まいの終活や空き家バンクについて紹介した後、松江地方法務局出雲支局の舟木勝俊民事専門官が自筆証書遺言保管制度について説明。自筆といっても財産目録はパソコンなどで作成できることや、この制度を利用して遺言書を法務局に保管すると、家庭裁判所の検認が不要になること、死亡した際にあらかじめ指定した人に通知が行くことなどを説明すると、参加者から「公正証書遺言の場合は通知はないのか」「財産に動産を含めることができるのか」などの質問が相次いだ。

 休憩の後、司法書士法人「たから法務」の司法書士、立石和希子さんが、遺言書がないとどういうことになるのか、その際に話し合いが必要になる法定相続人の範囲はどの人か、などクイズを交えて説明。その後、参加者たちはワークシートに従って実際に、家族や相続人は誰か、遺言執行者を誰にするか、不動産の状況、空き家になった後の希望、その他の財産の有無、大切な人へ伝えておきたいことなどを整理した。最後に、ワークシートで整理した事項に基づいて実際に遺言書を書いてみた。

 企画した濱田さんは「遺言を完成させることよりも、大きな資産である住まいの終活を考えるきっかけにしてもらえれば」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース