島根大学の学生や留学生が3月5日、雲南市内各所を巡って地域探求を行い、佐世交流センター(雲南市大東町佐世)で餅つきを体験した。雲南市国際文化交流協会がコーディネートした。
参加したのは島根大学に留学している外国人6人と早稲田大学の留学生で雲南に滞在していた外国人1人、島根大学の日本人の学生9人の計16人。最初に銅鐸(どうたく)が大量に出土した加茂岩倉遺跡(加茂町岩倉)を訪れた後、卑弥呼が魏王から下賜された三角縁神獣鏡の一つが出土した神原神社古墳(加茂町神原)を見学した。
11時には佐世交流センターに到着し、2つのチームに分かれて餅つきを体験し、紙芝居でヤマタノオロチの神話を学んだ。餅つき体験では島根大学の外国人の先生の説明で杵(きね)の動かし方を細かく教わりながら蒸したもち米をつぶし、杵を振るって餅をついた。
ヤマタノオロチの神話を学んだ後には、自国の神話を披露する留学生も。岡山出身の日本人の学生は日本の昔話「桃太郎」を披露。岡山では鬼の暮らしについても詳しく話を聞いたことなど、同じ日本の中でも地域によって昔話の内容などが異なることなどを話し合った。
留学生たちがついた餅で、地域の人たちが雑煮を作り、昼食として振る舞うと、学生たちは「とてもおいしい」と、2杯目を食べる留学生も多く見られた。
その後、出雲大東駅の駅舎の中にある同協会の事務所へ移動。大東高校の生徒たちと交流した。生徒たちは留学生の出身の国の地図を事前に用意。国のどの地域から来たのかなどを留学生が詳しく説明し、交流を楽しんだ。
留学生たちは最後に、ヤマタノオロチを退治したスサノオが日本初めての和歌を詠んだという須賀神社(大東町須賀)を訪れ、地域探求を締めくくった。