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雲南・波多と松笠が合同で初の「サロン」 子どもたちと高齢者のふれあいも

フォトフレーム作りで子どもの作品を前に言葉をかける高齢者

フォトフレーム作りで子どもの作品を前に言葉をかける高齢者

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 波多コミュニティ協議会と松笠振興協議会が8月21日、初めて合同で「ほかほかわくわくサロン」を波多交流センター(雲南市掛合町波多)で開いた。

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 波多協議会の藤原美幸主事は「これまで高齢者のサロンは開いてきたが、波多は子どもが少なく単独では子どもの集まりを開けなかった。隣の松笠では子どもたちの集まりが定期的にできているので合同で開催することにした」と話す。当日は波多から3人、松笠から6人の子どもたちが集まった。

 9時に集まった子どもたちは、まず同センターにある「はたマーケット」で200円以内のおやつを購入し、夏休みの宿題タイム。宿題に取り組む子どももいれば、折り紙やゲームで遊ぶ子どももいた。松笠協議会の石橋生久美主事は「松笠では交流センターに来た子どもたちに宿題タイムと言っても遊んでばかりだが、今日は宿題を開いている子どももいる。場所が変わると行動も変わる」と話す。

 10時になる頃には波多地区の高齢者8人が集まり、子どもたちと一緒に、同センター中庭に来場した雲南消防本部飯南消防署のポンプ車の説明を受けた。子どもたちは中庭に出てポンプ車に乗り込んで説明を受けたり、重量のある装備品を持ったり、消防服を着てみたりした。高齢者は子どもたちの体験する様子を室内から見たり、同署の山毛孝夫予防課長から火災予防の話を聞いたりした。子どもたちも体験後には、花火の危険性や消火の重要性の話を聞いた。

 10時30分には子どもたちも室内に戻り、高齢者と一緒にフォトフレーム作りに取り組んだ。講師の花田里加さんが材料や色付けのアクリルペンを用意。参加者はフレームに付けるレーザー加工されたパーツを選んでレイアウトを検討したり、フレームやパーツに思い思いの色を塗ったりして、オリジナルのフォトフレームを仕上げた。

 合同のサロンは、本年度内にあと2回開く予定だという。

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