
25周年を迎えた「陽だまりの丘」(雲南市大東町上佐世)が7月12日、アミューズメント「巨大迷路ドラゴンメイズ」の5番目となる新コースをオープンした。
同施設は、周辺の農家が養蚕のため桑畑を共同で造成した場所が、時を経て耕作放棄地となり、所有者から活用を相談された田中隆さんが、「癒しの里」としてツバキなど季節の花を楽しめるよう整備した。その後、周辺の耕作放棄地を引き取ってほしいという声が相次ぎ、規模が拡大。2006(平成18)年、田中さんがかつて他の場所で運営して成功した巨大迷路を始めた。
既存のコースは、スーパーコース、オロチコース(以上1,000円)、スタンダードコース(大人700円、子ども600円)、忍者コース(600円)の4コース。テレビ朝日の「ナニコレ珍百景」に紹介されたこともあるという。
25周年を記念して、宝島ドラゴン宮殿を新たに造り、平和の鐘を設置した。「宝島コース」と名付けた新コース(1,000円)では、4つのとりでに上って、それぞれのドラゴンスタンプをゲットしたら宝島ドラゴン宮殿に上り、「平和の鐘」を打ち鳴らす趣向。
同施設オーナーの田中隆さんは「雲南で幼少期を過ごした永井隆博士が、長崎に原爆が投下された後、自らも被爆者でありながら、その重傷を物ともせず「如己愛人(己の如く人を愛す)」の精神に徹し救護に尽くされた。戦後80年を迎え、世界恒久平和の祈りを込めて、コースの最後で平和の鐘を打ち鳴らすことを考えた。年間入場者10万人を目指したい」と話す。
今月19日には、夏季限定(8月末まで)の「ひまわり迷路」もオープンする。
営業時間は、9時~17時。巨大迷路は、冬期(12月~2月)は休業。