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雲南の三刀屋天満宮で初詣 一年の家内安全祈る

四世代家族で参拝する地域の人たち

四世代家族で参拝する地域の人たち

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 三刀屋天満宮(雲南市三刀屋町三刀屋)に元日の1月1日、市内各所から多くの参拝客が訪れ、初詣のにぎわいを見せた。

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 後醍醐天皇の頃、菅原道真が九州大宰府へ配流される途中に先祖野見宿弥(のみのすくね)の霊廟(れいびょう)に詣でるため、この地に立ち寄り数日間滞在したと伝えられ、道真の死後、里人がその徳を慕い、小さな祠(ほこら)を造り、梅を植えて祭ったのが始まりといわれる三刀屋天満宮。 白潟天満宮、菅原天満宮(共に松江市)と並ぶ出雲三天神の一つとして、毎年、受験生や家族連れの参拝が多く、今年も静かな山あいに新年の祈りが重なった。

 境内正面では、太く立派なしめ縄が掛かる拝殿の前で、家族や親族がそろって記念写真を撮る姿が見られた。3世代、4世代で参拝する姿もあり、子どもたちは少し緊張した面持ちで手を合わせ、大人たちは一年の健康や学業成就、地域の安寧を願った。木造の社殿と冬の澄んだ空気が相まって、厳かな雰囲気を醸し出していた。

 参道では、石段へと続く道をゆっくりと上る参拝客の列が途切れず続いた。足元に注意しながら会話を交わし、久しぶりに顔を合わせた親族同士が近況を報告し合う姿も見られ、初詣が地域の交流の場としての役割も果たしている様子がうかがえた。高台に位置する境内からは周囲の里山が望め、自然とともに新年を迎える三刀屋らしい光景が広がった。

 参拝客からは「家族そろって来られるのが何より」「静かで落ち着いた雰囲気が好き」などの声も聞かれた。地域に根差した神社として親しまれてきた三刀屋天満宮。新しい年の始まりに、人々の願いと笑顔が集う場となった。

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