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雲南・木次で「みんなでお絵描き」 工事中の自動車販売店の防護壁に掲出へ

大きな白いべニア板に絵の具をつけた両手で思いっきり描く子ども

大きな白いべニア板に絵の具をつけた両手で思いっきり描く子ども

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 雲南の「みんなのお家(うち)」(雲南市木次町里方)で10月18日、「みんなでお絵描き」が開かれた。主催はCNCと島根トヨタグループ。

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 島根トヨタグループは雲南市にある島根トヨタ自動車、トヨタカローラ島根、ネッツトヨタ島根の3店の統合店舗を木次町里方に建設中で、現場は工事の防護壁が囲む。トヨタカローラ島根雲南店の森山司店長は「人口減少が進む中、島根トヨタグループでは3系列の店舗の統合化を進めており、新しい統合店舗には地域の人たちが無料で利用できる多目的ホールや大きなキッズスペースを設ける予定で、地域の人たちとのつながりを、より強くしていきたい。そこで工事中から殺風景な防護壁に子どもたちの絵を掲出して地域の人たちとつながっていきたいと考えた」と話す。「教育委員会へ相談に行ったり、直接高校にアプローチしてみたりしたが、学校は既に年度内の予定が決まっていて難しかった。ちょうどその時、CNCを紹介してもらい相談したところ、今日のイベントを開催することができた」と振り返る。

 当日は25組以上の親子が次々と集まってきた。1階の広間にブルーシートを敷き、その上に白いべニア板3枚を置き、絵の具や筆なども用意して「好きに描いていいよ」と声をかけると、子どもたちが思い思いに絵を描き始めた。

 途中で広間がいっぱいになり、急きょ、板の間にもブルーシートを敷き、追加のべニア板2枚を置いた。車を描く子どもや、怪獣を描く子ども、足裏や手のひらに絵の具を塗って足型や手形を押していく子ども、手のひらいっぱいに絵の具を盛りべニアの上で絵の具を混ぜるように描く子ども、秋の夕暮れを描く大人など、みんなが「お絵描き」を楽しんだ。

 描いた絵は防水処理を行った後、今月中には工事現場の防護壁へ掲出する予定だという。

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