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うんなんカメラ部が初の撮影会 プロカメラマンが指導、作品は街なかで展示

木次えびす橋の上から木次線一両列車を狙う参加者たち

木次えびす橋の上から木次線一両列車を狙う参加者たち

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 「うんなんカメラ部」が10月4日、東三瓶フラワーバレー(飯南町志津見)、東日登火の谷踏切(雲南市木次町寺領)周辺、木次えびす橋(雲南市木次町木次)周辺で講師に教わる撮影会を初めて開いた。ううんなん観光ネットワーク協議会が後援する。

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 うんなんカメラ部は今年10月に発足。うんなんエリアで写真を撮るアマチュアカメラマンが、写真を通して街を盛り上げることを目指す。年4回程度、プロの講師に教わる撮影会を開くほか、作品を木次街なかのギャラリーに常設展示し、インスタグラムでも発信していく。

 初となった当日の講師は、プロカメラマンで写真を通した地域活性化プロデュース、JR西日本の宣材撮影も手がける柄木孝志さんと、会社を経営しながらカメラマンとしても活躍し、作品が米スミソニアン博物館に1年飾られた実績を持つ菊池英俊さんが務めた。

 当日は時々雨が降る天候だったが、参加者8人が波多交流センター(雲南市掛合町波多)に集合し、講師の2人から雨の時の撮影などについて講話を聞いた後、東三瓶フラワーバレーのコスモス畑に移動して撮影を始めた。時折、講師から個別に指導を受けながら、コスモス以外にもチョウやトンボなどの被写体を見つけて撮影した。

 午後は東日登の火の谷踏切付近へ移動して木次線一両列車を撮影。次の列車の通過が1時間後になるため、撮影チャンスが一度しかなく、列車を待つ間参加者は撮影場所と撮影の構図のシミュレーションを繰り返し行っていた。最後は木次街なかへ移動し、木次駅を出発する一両列車を木次線に架かるえびす橋の上や周辺から撮影した。

 撮影を終えた参加者は三日市ラボ(雲南市木次町木次)に集まり、撮影した写真を投影しながら「どういう狙いで撮影したのか」ストーリーを説明し、2人の講師からコメントをもらった。柄木さんは「失敗した写真も捨てずに保存しておくと失敗のストーリーも話せる」などとアドバイスした。

 後援した同協議会事務局の鈴木佑里子さんは「濃密な一日になり興奮が冷めやらない。自分も写真を頑張って勉強したい」と話す。

 同部では11月22日に、第2回撮影会を開き、岩松晃一さんが講師を務める予定。来年2月、3月にも、季節に合わせた撮影会を開くことを検討している。

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