
ローカルベンチャー協議会が10月7日~9日の3日間、雲南市一帯を舞台に「ローカルリーダーズミーティング2025」を開く。
同協議会は全国13市町村が連携し、地方創生の核となる「地方で起業・新規事業(ローカルベンチャー)」を創出するためのプラットフォームとして、2016(平成28)年に設立。現在の幹事自治体は北海道厚真町、宮城県気仙沼市、岡山県西粟倉村、島根県雲南市、愛媛県久万高原町、鹿児島県錦江町の6市町村。
同協議会は、未知のことや新しいビジネスの創造に挑戦する「ベンチャーマインド」こそが持続可能な地域社会を具現化する上で重要と考え、民間起業家だけでなく、行政職員や支援機関の人たちにもベンチャーマインドを広げ、地域を超えて応援し合うコミュニティーを育てる機会として、2022年から全国各地で「ローカルリーダーズミーティング」を開催してきた。
合併から20年にわたり、住民による自治とチャレンジを旗印にまちづくりに取り組んできた雲南市は、本年度始まった総合計画で、世代や立場を超え、関係人口や資金を効果的に取り込みながら、自然環境や歴史文化、先人の知恵などのあらゆる資源を生かして多方面で多様な協働を行う「総働」により、「えすこな(ちょうどよい)雲南市」の実現に取り組む。
木次チェリヴァホール(雲南市木次町里方)で7日13時から、オープニングセッションに続き「地方創生のその先へ。次の10年を考えるローカルリーダー座談会」を行い、市内外の実践者が参加者に問いを投げかける。翌8日9時からは、市内各地域のそれぞれの文脈に沿った「総働」がどのように起きているのかを体感する「フィールドワーク」、午後からは木次の街なかで、地域で起きていることを参加者と共に解釈し学びを深める「テーマ別分科会」を行う。最終日の9日は9時から旧飯石小学校に会場を移し、振り返りのグループセッションを行い、参加者が地元に持ち帰る学びを定着させる。
企画メンバーのETIC.(エティック)押切真千亜(まちあ)さんは「市内にも各地域の活動を知らない人たちがまだ多くいる。地元の人にできるだけ多く参加してもらい、市内の他の地域の活動などを学び、自分の地域の活動に生かしてほしい」と期待を寄せる。
雲南市民(コード:unnan2025)の参加は無料(懇親会、昼食は別途)。申し込み締め切りは9月25日。