
飯南町の琴引ビレッジキャンプ場(飯南町佐見)で9月5日、18歳以上の若者の集い「星空Cafe in Iinan」が初めて開かれた。
当日は台風の影響も残る曇天の中、会場となる芝生広場には天体望遠鏡をセットし、LEDのランタンで飾り付けた会場には光と音楽で雰囲気作りを行った。
18時すぎには男性4人、女性4人の計8人が町内外から集まった。暗くなるまでの間、ランタン作りのワークショップを行った。参加者それぞれが紙コップに思い思いの絵を描きオリジナルのランタンを制作。近くの木々に飾り、互いに作品を批評し合った。
18時30分過ぎには辺りも暗くなり始め、頓原(とんばら)公民館の石川隆さんが星空案内人となり説明を始めた。地球、月、太陽などの大きさや距離など身近な宇宙の話をクイズ形式で問いかけるところから始め、夏の大三角形を作る3つの星やそれらがある星座のストーリーを詳しく語り聞かせた。19時過ぎになると雲の切れ間から月が昇り始めたが曇天が続き、星を見ることができない中でも、石川さんは「この辺りにアルタイルがある」などと、手にしたビーム光で示しながら話した。
会場では町内のカフェアンドギャラリー「鐘や」のタコライス、唐揚げ、ブルーベリーのプチケーキ、リンゴジュースやコーヒーなどが提供された。石川さんの話の後には、クイズやゲーム大会、抽選会も行い、参加者たちは交流を楽しんでいた。
飯南町では11月30日にも若者の交流会を企画中だという。