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雲南でデジタルエンタメのイベント 先進事例や地元高校生の活動を紹介

地元高校のパソコン部活動の紹介を興味深く聞く参加者たち

地元高校のパソコン部活動の紹介を興味深く聞く参加者たち

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 任意団体「うんなんGAMES」と一般社団法人「島根県eスポーツ連合」が8月31日、雲南市役所1階ロビーで「デジタルエンタメの力で雲南を共創」を開いた。後援は雲南教育委員会。

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 2023年に発足した「うんなんGAMES」は、ゲームを中心に各イベントや祭りなどに参加し、ゲームを通じて親子の交流や多世代間のコミュニケーション活動に取り組んでいる。幼児向けや高齢者向けのゲームを取り入れた教育やフレイル予防などにも取り組む。同団体プロデューサーの引野佳昭さんは「DX人材が欲しいと良く言われるが、デジタルエンターテインメントこそDX人材育成の入り口となる。その教育的価値を多くの人に知ってもらいたい」と言う。

 当日は30人ほどが特設会場に集まり、全国や世界の先進事例を紹介したり、島根県内での事例紹介を行ったりした。

 11時からは地元高校のパソコン部を支援する同団体の長谷川直人さんが、三刀屋高校、掛合分校、大東高校での活動の歴史と経緯を説明し、デジタルエンターテインメントに取り組むことにより、判断力、発想力、想像力、創造力の4つの力が育成させることなどを紹介。その後、三刀屋高校のパソコン部員3人が、マインクラフトで雲南市のロゴを作るところを実演してみせた。

 講評を求められた石飛厚志市長は「今の小中高校生の感覚はわれわれ大人とは異なるようだ。常にネットとつながり、ネットを通じて世界とつながる。高校を卒業して都会へ出る必要もなくなるだろう。若者の価値観をしっかり受け止め、大人として見守って行きたい」と話した。

 その後、会場に用意されたいくつかのゲームを参加者が実際に体験。高校生とゲームで競ったり、 参加者同士でゲームを楽しんだり、1人でドライビングゲームを楽しんだりしながら、参加者はそれぞれデジタルエンタメの教育的価値、社会的価値の可能性を体感した。

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