
米子市内にある寝具と洋品の店「いたや」が7月16日・17日、元杉澤商店の空き店舗(雲南市木次町木次)でポップアップ出店した。
同店は50年ほど前に米子に店を開いたが、店だけでは売り上げが少ないことから移動販売を始めた。50年ほど前から木次に来るようになり、以降、月に1回、2日だけの移動販売を続けている。移動販売で鳥取県内~島根県東部地区へ出向くが、初日は開店1時間30分前に来て店に商品を並べたりすることから、米子から1時間30分ほどかかる木次が移動販売の限界だという。
継続して出店していることから常連客も多く、要望により品ぞろえを当初の寝具から洋品などへ広げてきた。主な客は地域の婦人層で、品ぞろえは婦人向けのシャツが多く、婦人用ズボン、バッグ、帽子、タオルなど。紳士用のシャツやズボンもそろえる。
この日も店主が朝から木次の街なかを車で走り、ポップアップ出店を拡声器で宣伝した。女将の板谷久子さんは「今では街なかに洋品店や寝具店がなくなってきたことから、月1回のポップアップ出店を心待ちにしているお客さまも多い。この時期は暑いので日中の来客は少なく、朝と夕方に集中している」と話す。
次回は8月18日・、19日を予定する。