
雲南の焼火(やけひ)神社(雲南市加茂町加茂中)の例祭「二十三夜祭」が今年も7月23日に行われる。
同神社は1761年、時の豪家・黒田家の2代目勘十郎が火災を除こうと、隠岐の国(島前)の焼火山にある焼火神社から分霊を持ち帰り、現在の場所に社殿を建てて祭った。その頃から祭りが行われていたと伝わる。1964(昭和39)年7月の豪雨で社殿が流出したが、下流で社殿の一部が見つかり再建された。1966(昭和41)年7月に鎮座祭を行ったことから、7月23日に例祭が行われるようになった。
実行委員長の熱田幹夫さんは「以前は加茂の中心市街地自治体の祭りだったが、10年ほど前からは加茂町全体の祭りにしようと実行委員会を結成してやってきた。加茂ではこの祭りに合わせて帰省する人も多く、都会に出て行った人に『子どもの頃と同じだな』と思ってもらえるようにしたい」と話す。
当日は17時から健康測定会、18時からみこし・左義長行列、18時20分からダンス&マジックショー、19時から奉納神楽と保育園児~小学校児童による書画展、21時から仁多乃炎太鼓を行う。花火は20時10分から打ち上げる。18時から商工会青年部がビアガーデンも開く。
実行委員の黒田英夫さんは「二十三夜祭は花火が売り。他の地区では安全対策から打ち上げることができない8号玉も上がる。加茂中にいると地響きがするような迫力がある」と話す。
メイン会場は赤川だんだん広場。周辺は18時より歩行者天国になる。当日はラメール駐車場を用意する。